ぽこぺんです。
以前から株価をウォッチしている銘柄に豪州の銀行であるウエゥトパック・バンキング【WBK】があります。
高配当株保有者の間では有名な銘柄です。
配当利回りは5%を優に超えており、豪州株ということもあり、ADRは配当非課税となっています。
銀行株ということもあり、景気の影響を大きく受けるので、長期の連続増配銘柄とはなっていませんが、一定の配当金を比較的安定的に出していると言えるのではないでしょうか。
しかし、足もとでは昨年発覚した豪州銀行の不正融資問題によって17ドルを割り込み、直近の配当金ベースで算出した利回りは7%を超えるような状態です。
もちろん、今後の減配は予想されているところですが、豪州は人口増加を続けており、30年近く景気拡大(2四半期連続で前期比マイナス成長が生じない状態)を続けているという良好なファンダメンタルズがあります。
また、この問題は必ずしも【WBK】だけの問題でもないようで、少なくとも豪銀株という視点では他の銘柄も大同小異というところなのかなと感じています。
上記のような理由で、購入を迷っているということですが、実はもう一つ思うのが、ピンチは買い時という思いです。
2019年に買った銘柄ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】、AT&T【T】はいずれもぽこぺんの購入時は株価が大きく下落していました。
【BTI】は米国での新たなタバコ規制の導入によって、【T】はタイム・ワーナー買収による巨額負債の負担からというのが理由です。
それが今では大きく株価が上昇し、【T】は連続増配を保っています。【BTI】は英国株ですので、米ドルベースでは増配となっていませんが、英ポンドベースでは増配です。
【BTI】は30ドルを割込む水準から45ドル、【T】も同様に30ドルを割込むような水準から40ドル近辺まで上昇し、足許では38ドル程度です。
下落したら買うという逆張りをするわけではないですが、【BTI】は【T】ともに高い参入障壁のおかげもあって、代替できる会社が限られており、その意味では銀行株である【WBK】も同じかなと思うのです。
銀行は典型的な規制業種ですから。
ここまで言うと、「それなら買えばいいのに」と思われるかもしれませんが、見通せない減配の懸念と景気敏感株である銀行株というのが最後の一手を思いとどまらせるのですかね。
また、我ながら【BTI】【T】の株価上昇はビギナーズラックだったとも思います。買付当時はあまり深く考えないで買ってました。
結局、結論は出ないのですが、ポートフォリオに加えたい銘柄であることは変わらないので、毎月少しずつ買ってみようかな…?
なんだかんだで、こんなことを考えるのも嫌いではないです。
みなさんならどうしますでしょうか?
小さな一歩でこつこつと。