ぽこぺんです。
大阪でのG20で米中首脳会談が行われ、トランプ大統領は中国のファーウェイへの制裁を一部緩和すると発言しました。
もちろん制裁対象リストにファーウェイは残り、輸出されるのも一部の汎用品についてのみとのことなので、貿易戦争の火種はくすぶり続けるでしょう。
しかし、週明け月曜日の東京市場は日経平均が450円を超える大幅高で令和に入ってからの最大の上げ幅となり、NY市場も寄り付き時点で大幅高となっています。
また、貿易摩擦問題だけでなく、G20の帰り道に韓国に立ち寄ってトランプ大統領が板門店で金正恩委員長と面会したことで地政学リスクの後退として東京市場は上昇したという面も多少はあるのかもしれません。
いずれにしても外交は水物で、5月のゴールデンウィーク明け頃から始まった米中貿易摩擦による市場の動揺は一旦収まる気配です。
来年の大統領選挙に向けてトランプ大統領は再選を果たすべく、ここからの株価下落や景気後退は避けなければいけませんので、やはり貿易摩擦を激化させてはまずいという計算があるのでしょう。
他方で、中国に甘い顔ばかりもしていられないというのが実情でしょう。トランプ大統領の支持層に労働者層が相当数いますので、対中貿易赤字を減らすことが出来れば彼らへのアピールになるのためです。
やはり今後も外交は水物ということに変わりはなく、トランプ大統領の選挙戦に左右されて思いもよらない言動が飛び出す可能性は十分にあるということは肝に銘じておくべきでしょう。
ぽこぺんとしては、結局、これまで言ってきたことと変わらず、淡々と決めているペースで決めている金額を使って株の購入をし、瞬間的な下落に備えてしばらくはキャッシュを厚めにしておくということになります。
過去記事
米中貿易摩擦は激化するのか?
長い目で見て冷静に投資を続けることを心掛けていきたいと思います。
小さな一歩でこつこつと。