ぽこぺんです。
先週の金曜日(5月10日)にトランプ大統領が対中関税の引上げを発表してから1週間がたちました。
足許では米国が関税引上げを実施し、中国も報復関税を検討している中で、米国は更なる関税措置も執れるとしています。
一方で双方とも交渉は打ち切らず、トランプ大統領は「美しい手紙を習主席からもらった」「ささいな口ゲンカ」「しかるべき時がきたら中国と合意する」など時折中国との交渉が進捗するかの様なツイートをしているため、株価は上げ下げを繰り返しています。
以前も書きましたが、こういう局面で株が下がれば積極的に安くなった優良米国株を拾いたいと思っています。
確かに、貿易摩擦の激化は誰にとってもマイナスですが、運用先を求める世界中のマネーは30兆ドルを超える米国株市場を無視して運用するすることは難しいはずです。
現在の世界の株式市場の時価総額は約70兆ドルと言われており、そのうちの30兆ドル強が米国株市場に占められているため、グローバルに見れば株式市場の半分は米国株で占められているのです。
従って、年金やソブリンウェルスファンドなどの長期の巨大な運用主体は一定規模の運用資産を米国株で持たざるを得ないのです。
逆に、レバレッジを用いていたり、短期の売買筋は持ち株を売却するので、一時的に株価は下げるということになります。
もちろんどんな株でも買えばいいという訳ではなく、長年に渡って様々なリスクを経験しながらも株主に利益を出し続けている銘柄に投資することで将来のリターンへの種まきとなるはずです。
これまで値段が高かったことと、配当利回りが相対的に低かったため買えずにいた【JNJ】や【MCD】が下がってくれないかなと毎日楽しみに株価を見ていますが、実際のところ米国株全体が大きく値を崩しているわけではないのでもう少し待つ必要がありそうです。
なお、債券に逃げるという手もありますが、国内債は利回りが低すぎるし、米国債は貿易交渉のはずみで、中国が自ら保有する米国債を売るような脅しを米国にすると、価格が大きく動く可能性があり、それにつられて他の債券も荒い値動きをする可能性がありますのでご注意を。
いずれにしても、株を上がってるときに買って下がったら売るという投資行動は避けないとけないと日々心に言い聞かせています。
運よく定期購入以外で買える銘柄があれば、報告したいと思います。
小さな一歩でこつこつと。