ぽこぺんです。
昨日、米中貿易摩擦について先週一週間のあらましと、今後の見通しについて書きました。
その中で米国大統領選について少し触れたので、今日はタイトルの通り米国大統領選と株価(NYダウ)について見ておきたいと思います。
ご存知の通り、4年に一度、大統領を選ぶために全米で選挙が行われ、大統領は2選まで同一人物が務めることが出来ます。従って、2016年に当選したトランプ大統領は2020年の選挙で勝てば更に4年間大統領を務めることが出来るのです。
ちなみ全くの蛇足ではありますが、米国大統領選挙は国民による直接選挙で大統領を選んでいると思われがちですが、実際には国民が選んでいるのは大統領を選ぶ投票ができる選挙人を決めているのです。
そして選ばれた選挙人が大統領を選挙しているというのが米国大統領選です。とはいえ、実際は各大統領候補者が選挙人となる候補者を決め、選挙人は自らを選んだ大統領候補に投票するため、国民の投票と選挙人の投票結果は同じものになるため、直接選挙と誤解されやすいわけです。
さて本題に戻りますが、最近30年の大統領選挙とNYダウの騰落をみてみました。

黄色の行が大統領選の年を表していますが、注目は大統領選前年でしょう。
ここで2期目を目指す現職大統領は経済政策に力を入れ、株高を演出することで、自らの経済運営の成果を有権者にアピールするのです。
2期目を終える大統領を別にすると、1期目の3年目、つまり2期目の大統領選の前年は年初の株価に対して年末の株価は上がっているのです(白抜きの数字)。
そして、今年がまさにその年に当たるわけで、トランプ大統領も選挙を見据えて株価の下落はなんとしても避けたいと考えているはずです。
今年の始値は23,300ドル程度から始まっているので、足許の株価はすでに10%近く年初より株高のようにも見えますが、それは昨年12月の短期の下げの影響であって、昨年12月の始値が25,800程度で始まっていることを考えれば、足許の株価はほとんど変化していないとも見れます。
いずれにしても、過去30年の法則に従えば、今年のNYダウの終値は23,300ドルを下回らないはずなので、下値は見えているといえます。
こういう情報も調べてみると意外に興味深く、投資の一つの目安としては悪くないと思っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
小さな一歩でこつこつと。