東証市場再編には要注意!

ぽこぺんです。

みなさんは現在東証の市場区分の見直しがされていることはご存知でしょうか?
市場区分とは、東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックといわれる区分です。

かつては東証1部上場企業と言えば優良企業、大企業の代名詞で、そのような会社に入手すれば将来は安泰と言われてきました。
もちろんこれは昭和の時代の話ですね。

今では東証1部上場企業は2,141社で、東証全体(2部、マザーズ、ジャスダック含む)3,664社のうち実に60%近くが最上位の1部上場となっています。
量の増加は質の低下と言いますが、今では東証1部のステータスはかつてほどの輝きを失ってしまいました。

その理由の一つに上場条件の時価総額があります。
東証1部に上場するには250億円の時価総額が必要になりますが、例えば先日のトヨタの決算では年間の純利益が2兆4,000億円でしたので、トヨタは上場基準を満たすだけの規模の会社であれば、1年間の利益で100社近くを丸々買収できるということです。

実際には上場後の時価総額が上場時を下回っている企業が多数存在するので、時価総額250億円未満の企業がゴロゴロいるにもかかわらず、それらがトヨタやソフトバンクと同じ東証1部銘柄となっているのです。

東証もその違和感に気づき始めた、というよりも海外市場に比べて東証1部銘柄に魅力がないと日本市場が置いて行かれ、ひいては日本企業も東証に上場しないという未来が訪れるかもしれないという危機感から市場区分の見直しに着手しています。

そして、そこで議論されているのが上場基準の一つである時価総額ということです。


さて、ようやく本題ですが、見直しに伴い現状では2つの案があるようです。一つは、250億円という基準を増額して、それをみたせない企業を1部から降格させるせということです。

例えば、基準を500億円にして、500億円の時価総額がない銘柄は2部に降格させるというようなことです。
これについては、降格させられる企業が東証1部の肩書を失うため、社会的な信用低下によって採用などに影響があるとして反対の声が上場企業から挙がっています。

投資家の視点からすると、降格する個別銘柄を保有していると、東証1部のインデックスファンドなどが、降格に伴い東証1部から外される銘柄を売却するので株価は大きく下がる可能性があります。

二つ目は、現状の東証1部の基準は変えずに、東証1部より更に上位の市場を作るという案です。
しかし、この案も結局は一つ目の案と大同小異です。なぜなら、東証1部はその名前に意味があるのではなく、最上位市場区分であることに意味があるからです。

つまり、1部より上位の市場が出来れば1部市場は第2位市場という位置づけになり、その上場銘柄はやはりインデックスファンドからの売却が生じるでしょう。
現状、東証2部のインデックスファンド数は少なく、取引も東証1部のインデックスファンドより少ないのと同じことですね。TOPIXのインデックスファンドからは外されないでしょうが、保有比率は下がるかもしれませんね。

ということで、時価総額が上場基準近辺の銘柄は仮に含み損でも売却を検討した方がいいかもしれません。今後、具体的な上場基準時価総額についての報道があれば、それが最終的な数字でなくとも、降格の可能性で売られることになりかねません。そうすると、損失は更に広がる可能性があります。

東証の市場区分の見直しはそうそうお目にかかれないので、ぽこぺんは注目してみています。


小さな一歩でこつこつと。

投稿者: ぽこぺん

30代既婚で子供は1人で夫婦共働き。 「金持ち父さん貧乏父さん」に影響されて、副業と投資による資産形成を決意! アーリーリタイアを目指して副業と投資で資産を作ります‼ 月に数万円しか投資に回せない一般的な会社員が、本当に副業と投資で資産を作り、アリーリタイアできるのか? 日々資産形成について勉強しながらの、リアルな副業・投資をお伝えします。

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