ぽこぺんです。
金融庁が出した長寿社会に向けた金融サービスに関する報告書がいつの間にか年金の制度不安に関する問題にすり替わっている感のある今日この頃ですが、金融庁の報告書によれば95歳まで生きると夫婦二人で2000万円不足するそうです。
世の中では「2000万円の貯蓄なんてムリ」というようなインタビューが盛んにニュースになっていますが、現実に世の中の人はどのくらい貯蓄をしているのでしょうか?
総務省統計局の統計データで今の日本の状況を見てみたいと思います。
世間を気にしていてもしょうがない。と思いつつも、ぽこぺんはこのデータで我が家の家計と世間の平均との差を確認しました。

総務省のデータから勤労世帯(現役世帯)の貯蓄の現在高に関するデータを持ってきました。
これによると、2018年の勤労世帯の平均貯蓄額は1320万円!年収の約180%の貯蓄を持っているということになっています。

残高の推移を見ると、10年前と比べると貯蓄は増えていることが確認できます。また、貯蓄の中央値は2018年で約800万円!
800万円の貯蓄があると全体のほぼ真ん中に位置するということですね。
しかし、注意が必要なのはこの統計においては貯蓄ゼロの世帯はカウントされていないということです。
従って、貯蓄ゼロ世帯を入れると、貯蓄額の平均値も中央値ももっとひくっくなるはずで、この統計の数字は、貯蓄している世帯では、このくらいの貯蓄がありますということになります。

なお、貯蓄の内訳は上記のグラフの通りですが、貯金が過半を占めますね。
また、生命保険も全体では20%を超えており、2018年のデータでは貯蓄に占める貯金と保険の割合は約85%となっています。
それに比べて有価証券が占める割合は10%を切っています。
ぽこぺんの個人的な見解ですが、日本は長い不況を経験したためか、収入がなくなった時に備えて貯金をする人が多いように思います。
しかし、高配当株のような資産を持てば、資産がお金を生み出してくれますので、ここまで貯金を積み増す必要もない気がします。
元本保証で安心を得たい気持ちは分からなくはないですが、資産を働かせてお金にお金を稼いでもらう方が、収入がなくなった時に安心な気がします。
とはいえ、ぽこぺんは貯金も投資もまだまだ少ないので、この統計を見て地道に努力をしていく必要性を強く感じることとなりました笑。
小さな一歩でこつこつと。