ぽこぺんです。
金融庁の報告書で95歳まで生きるには、年金だけだと夫婦で2000万円の不足が生じるとして話題になっています。
しかし、そもそも年金制度とはどのような仕組みなのか30代のぽこぺんは真剣に考えたこともありませんし、勉強したこともありません。
そこで、年金の基礎を勉強してみたいと思います。

上記は厚生労働省のHPの「公的年金制度の仕組み」という資料です。
同資料によると、年金制度につて以下のような説明があります。
◆公的年金制度は、加齢などによる稼得能力の減退・喪失に備えるための社会保険。(防貧機能)
◆現役世代は全て国民年金の被保険者となり、高齢期となれば、基礎年金の給付を受ける。(1階部分)
◆民間サラリーマンや公務員等は、これに加え、厚生年金保険に加入し、基礎年金の上乗せとして報酬比 例年金の給付を受ける。(2階部分)
説明にあるとおり、ぽこぺんのような会社員や公務員、所謂サラリーマンは第2号被保険者ということになり、基礎年金と厚生年金の二階建ての年金を現役期に支払い、年金の受給期にはその両方から年金をもらうことになるのです。
毎月の給料から引かれている厚生年金とかの天引きはこれなわけですね。
年金制度全体を見ると、ご承知のとおり、日本の年金制度は今の現役世代が退職世代の年金を支払っています。
これも厚生労働省のHP「公的年金全体の資金の流れ」という資料が分かり易いです。

この図左側の「国民」の枠内上の公的年金加入者数が少子高齢化・人口減少で減っており、下の受給権者が高齢化によってどんどん増えているわけですね。
払う人が減り、もらう人が増えれば年金制度に不安を持つのも当然です。
事実、図の右下にあるように、既に保険料だけでは年金給付をまかないきれないので、国庫からお金を入れているのです。国庫からのお金とは税金です。
つまり、現役世代は保険料の支払い以外にも税金から年金制度にお金を支払っているのです(もちろんこの点は退職世代も同じです)。
やっぱり金融庁の報告書があろうとなかろうと、今の現役世代にとっては将来しっかり年金がもらえるのか不安になりますね。
ご自分の年金の納付履歴や将来もらえる年金額についてが、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。
ぽこぺんはアーリーリタイアを目指してこのブログや株式投資を始めましたが、アーリーリタイアを目指していない普通の会社員でも自分年金を作らないといけない時代になっている気がします。
小さな一歩でこつこつと。