ぽこぺんです。
昨日のブログでも書いた【VYM】についてみてみたいと思います。
【VYM】はぽこぺんが初めて買った米国株です(正式には株ではないですが)。
まず、【VYM】を運用しているのは世界的にも有名なバンガードですが、同社の運用している商品は低コストで有名です。
なお、【VYM】の経費率は0.06%です。
これは、仮に10,000円投資したとしたら、1年間に6円を運用コストとして持っていかれるということです。
銀行の窓販などで売られている投資信託は運用報酬が安くて1%程度ですから、これがいかに安いかが分かると思います。
次に組み入れ銘柄ですが、バンガード・インベストメンツ・ジャパンのHPに以下の【VYM】の概要が載ってます。

上位10銘柄を見るとぽこぺんが個別に保有している【JNJ】と【T】も入っています。
その他の銘柄も所謂大型銘柄ばかりで、聞いたことのある銘柄がかなりあります。
なお、上記は8月末の組入れ上位銘柄ですが、全体でも417銘柄を組み入れています。
正直、【VYM】だけで十分な分散が行われているので、これ1銘柄だけでも投資対象としては全く問題ないです。【VYM】の積立投資を投資戦略としている方がいるのは極めて論理的だと思います。
また、セクター分散は以下のとおりとなってます。
金融セクターが最大ではあるものの、消費財とヘルスケアという長期的にリターンが大きいセクターが2位3位になっています。

今後の景気減速やリセッション入りが発生すると、金融セクターの比率が大きいので、今後のリセッション時には全体のリターンが悪化する可能性がありますね。
ではこれまでの基準価格の推移と配当利回りの推移を見てみましょう。

2009年に設定されてから基準価額は基本的に右肩上がりです。
これはこの10年米国株全体が右肩上がりだったので当然と言えば当然です。
投資のタイミングを計るという意味では、配当利回りが上がった時が良いとは思いますが、設定来、基本的には3%を中心に大きく動いていません。
上記のグラフは権利落ち日時点の基準価額と、その直近4四半期の分配金で配当利回りを計算しています。
過去の権利落ち日時点では3.6%が最も利回りが高く、最も低いのは2.77%でした。
なお、グラフ上は設定当初から3四半期の権利落ち日時点では1年分の分配金がないので配当利回りが低くなっています。
スポット投資のタイミングとしては3%以上のところで投資したいところです。
とはいえ、米国株は株主還元に積極的で、個別株の配当金が増加していくことを考えると、早いうちから【VYM】で一定規模のポジションを持つことが出来れば、個別銘柄リスクがなく、保有資産の利回りが上がっていくことが想定されるので理想的です。
【VYM】と同様のETFとして【SPYD】や【HDV】がありますが、こちらについてもおいおい見ていきたいとは思いますが、それぞれ組入れセクターの割合が異なるので、中身は確認することが必要ですね。
小さな一歩でこつこつと。