ぽこぺんです。
米国株を買っている方や、FXをやっている方は大なり小なりドル円の為替レートを気にしておられると思います。
ところが、ここ2~3年ドル円レートの動きはかつてに比べて小さくなっています。

上のグラフで青い線とオレンジ色の線の開きが大きいほど1年間の為替の変動幅が大きいことを表すのですが、2018年は過去最も1年間の為替変動幅が少なく、年間最高値と最安値の差は9.91円しかありませんでした。
今年の10連休前に、為替の瞬間的な円高があるかもしれないと書きましたが、結局のところ何もなく、ぽこぺんの予想は外れでしたし、足許の米中貿易摩擦によって日経平均株価は下げているのに比べてもドル円為替は動いていません。
また、現在の為替レートは$1=¥110前後ですが、1995年から2018年までの年間の終値を単純に平均すると$1=¥108.30程度なので、まさに過去の平均値に近いところで安定している感じです。
為替の変動が小さいことは実体経済にとっては悪いことではありませんが、安心しすぎも禁物でしょう。米中貿易摩擦に見るように、ある日突然トランプ大統領のツイートで市場が大きく動く可能性があります。
上記の現状の名目為替レートは円安とまでは言えないので、直接為替について口を出すかは疑問がありますが、トランプ大統領は日本とも欧州とも貿易交渉をしていくので、その中での発言には要注意といったところだと思います。
そして、少なくとも貿易を気にするトランプ大統領がいる限り、大幅な円安が起これば何らかの不満を持つはずなので、自ずと円安にも限界があり、どちらかと言えば円安よりも円高に動く可能性が大きいと考えるのが自然です。
相場が安定している時ほど、ポジションを傾けすぎるのはリスクが伴います。定期積立でそのようなリスクをかわしていきたいですね。
小さな一歩でこつこつと。