ぽこぺんです。
約1週間ぶりの更新となってしまいました。
その間に土日を使って長野に遊びに行ったりもしましたが、仕事が忙しいと自分に言い訳しながら更新できずにいたことを反省です。
さて、この1週間に米国の利下げ、トランプ大統領による中国への関税第4弾の発動発言などがあり、ドル円の為替が動き出しました。
昨年は金融ビックバン以降、最も年間の変動幅が小さい1年でした。
それが足許の1週間では1日で1円、2円というレベルで動いています。
FXをやっている人はハラハラでしょうが、米国株投資家にとっては株を安く買うチャンスです。
米国はリーマンショックからの出口戦略として数年前から利上げをしていましたが、日本は相変わらずのゼロ金利政策を続けるしかない状態でしたので、最早金融政策として打てる手段はほぼないでしょう。
マイナス金利の深堀は金融機関の収益を更に圧迫するため、国内の金融機関破綻を起こしかねません。
また、日銀による日本株(ETF)の購入は長い目で見れば一層の市場不均衡を生むことになるでしょう。何しろ買手がいないから中央銀行が株を買うのですから、とても実需に基づいた価格とは言えません。
という感じでザッと概観を述べましたが、ぽこぺんは中期的(2~3年内)には以下のような展開を予想しています。
①米国大統領選終了まで米国株は一定水準を維持するのではないか
②日銀の金融政策は限定的で円高は進行するのではないか
③日米の貿易交渉が本格化すれば厳しい条件を米国から突き付けられるのではないか
③については6月のG20時に日米首脳会談が行われた際に、参院選終了まで本格交渉を待ってもらうことをトランプ大統領にお願いしていました。
これは、政権交代等が起これば、米国の要望を推し進める政権がいなくなるので、交渉が後退することで米国に不利になるため米国も聞き入れました。
そして選挙の結果、安倍自民党が無事勝利したことから、トランプ大統領は日本が(安倍首相が)自分たちの要望を聞き入れて政策として推し進めてくれると思っているはずです。
よって、米中貿易戦争とまではいかずとも、日本も厳しい貿易交渉を行い、最終的には米国製品等を購入することになるのではないかと思っています。
また、長期的には米中貿易摩擦は世界経済にとって確実にマイナスに作用するでしょう。
それによって、日本株も下落リスクにさらされます。
特に日本株は海外の景気動向に敏感に反応し、震源地となった国よりも株が大きく下げたりしますから…。
こんな時も時間軸にとらわれない個人投資家の強みを生かして、淡々と投資をするべきですが、上記のような日本の置かれている状況を考えると、日本の金融株については、保有するのが厳しい状況と考えています。
小さな一歩でこつこつと。