ぽこぺんです。
今年に入ってから大きく円安が進んでいます。
ここ最近はドル円相場がほとんど動かず、過去最も為替変動幅が小さい年と言われていたのに急激な変化です。
ただ、米国が2022年から利上げしていくという話は投資をしている人からすると別に新しい話ではなく、2021年にはすでに既定路線として語られていました。
なので、別に真新しい話ではないのですが、昨年の秋口に109円程度でFXのポジションを少しだけ建てていました。
FX口座に残っていた5万円弱の金額なのですが、足許では13万円を超えています。
自慢できるような額ではないのですが、レバレッジを掛けたことによる威力を感じます。
それから、保有している米国株はもちろん円安によって円ベースの評価額は大きく上昇しています。銘柄によっては、ドルベースの評価額はマイナスなのに円ベースではプラス評価なんてこともあるくらいです…w。
130円を目前にしているドル円相場ですが、どこまで円安が進むのかは気になるところです。
しかし、今の状況は日米の金利差がどんどん開いていくように感じます。
物価が上がっている米国はそれが行き過ぎないように利上げをするわけですが、皮肉にも日本は世界的なインフレの波を受けることでようやく日銀の黒田総裁が目指していた2%の物価上昇が達成できるのではないかと思えるくらいです。
しかし、その輸入インフレの影響も金利を上げてしまうと物価上昇が止まりかねないですし、よく言われるようにここ数年で多くの個人が変動金利で住宅ローンを組んでいますから、金利が急上昇すると住宅ローン破綻する人が続出しかねないという懸念もあるようです。この点はぽこぺんも同じです…。
通貨の番人であるはずの中央銀行としての日銀ですが、国民生活を守るため、物価上昇を達成するためにも利上げできないし、むしろ利上げしないことで日銀の政策目標は達成されるという皮肉な状況です。
円安を嘆くよりもこれを上手く資産運用に活用することが本当の投資家と言えるのでしょうし、国民全体で言えば、残念ながら円だけで資産を持つことの危うさを知る機会になったということなのではないのでしょうか。
なお、円安と株安で日本を買いたい外国人投資家には日本はバーゲンセールを提供しているという意見があり、それによって国外から資金が流入すれば、日本株や不動産の価格上昇がするのではないかという意見もありますが、ぽこぺんはそれには懐疑的です。
それは、日本には将来性がないということだけでなく、海外で金利が上がるということは金融引き締めが起こるということであって、これまでの様にお金がジャブジャブと市場に溢れている環境ではなくなるということで、海外の投資家も破綻する者が出てくると思っているからです。
バフェットが言うように、「潮が引いた時に誰が裸で泳いでいたかわかる」ということですね。
一段と円安が進んでも耐えられるように投資を進めていこうと思います。
小さな一歩でこつこつと。