儲かっている銘柄は乗り換えしない方が良いらしい

ぽこぺん。


モトリーフールの記事で「16万件のデータで判明、利益確定して他の銘柄に乗り換える判断は投資家にとって正しいのか」という記事がありました。

カリフォルニア大学バークレー校の金融工学のテリー・オーディン教授が調査した個人投資家の銘柄乗り換え16万3000件のデータによれば、乗り換え後1年間を調査したところ、乗り換えで売却した銘柄より乗り換え前の銘柄の方が平均して3.2%リターンが高かったということです。
また、このリターンは税金や取引コストを考慮していないとのことなので、実際はもっと差が大きくなる可能性があるようです。

記事ではこうなる理由を「気質効果」という言葉を使って説明しています。

個人投資家はA株を売ってB株を買ったほうがリターンを得られると思って取引をしたはずです。
なのに投資家の思惑としては逆にどうしてリターンは悪くなってしまうのでしょうか。
それは「気質効果」という行動心理が影響しています。別名でディスポジション効果ともいいます。
「気質効果」とはプライドを守ろうとしたり損失を避けるための心理効果のことです。合理的な投資ポートフォリオの管理ではポートフォリオ内の最も将来性のない株式を損切あるいは利益確定します。
しかし気質効果にとらわれていると、買った銘柄は黒字で手じまいしたいという思いから上昇トレンドにある銘柄を売る選択をしてしまいます。逆に赤字の株をなかなか手放す踏ん切りがつけないのも損失を確定させたくないという「気質効果」です。
つまり株価が上がった時にはリスクを回避したくなり利益確定をする傾向にあり、株価が買値より下落した際には損失確定をしたくなくなってしまうのです。

記事ではこの「気質効果」を回避するために、

  • あらかじめ取引ルールを設定する
  • 投資をする目的を見直す

ということを提案しています。
機械的なルールで利益や損失が一定になったら反対売買する、目先の利益にとらわれず投資をする長期の目的を再確認するということが大事だそうです。

上手くいっている銘柄はそのままにして、下手に他の銘柄に手を出さないほうがいいということですかね。
確かに、損失を確定するのは嫌だし、含み益があると利益のあるうちに確定したいと思ってしまいます。

誰でもより大きな利益を望むから銘柄の乗り換えをするけど、思った通りになっていないというのは皮肉なものですが、乗り換えなければ利益があったわけではないということには注意が必要だと思います。

あくまでもともと自分が保有していた銘柄と比較した場合、乗り換え前の銘柄の方が乗り換え後の銘柄よりリターンが高いというだけです。
だから、乗り換え前の銘柄が投資金額に対して10%の含み損であれば、乗り換え後は13.2%の含み損だったということもあるわけです。

また、この調査は乗り換え後1年間の調査ですが、2年後、3年後も乗り換え前の銘柄のリターンが良かったのかはわかりません。

結局、この調査からは何らかの因果関係が見いだせるわけではないと思います。
多くのサンプルから、乗り換えした場合の結果についてリターンが下がる場合が多いという傾向はあるのかもしれませんが、我々投資家が投資に求めるのは利益であって、自分が以前投資した銘柄と今の保有銘柄のリターンの比較に本質的な意味はない気がします。

ぽこぺんも保有銘柄については長期で保有することを指向していますから、基本的には乗り換えしない(新規で保有銘柄を増やすことはしてますが)ですが、保有銘柄が大暴落や上場廃止となって市場から退場してしまってはおしまいです。

今のようなアゲアゲの相場だと大きな利益を狙って乗り換え投資をしたくなりますが、それよりもむしろ、大きな損失を回避して投資の世界から退場しないことの方が大事かなと思います。
資産の一部はチャレンジングな銘柄に投資はしますけど。

小さな一歩でこつこつと。

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投稿者: ぽこぺん

30代既婚で子供は1人で夫婦共働き。 「金持ち父さん貧乏父さん」に影響されて、副業と投資による資産形成を決意! アーリーリタイアを目指して副業と投資で資産を作ります‼ 月に数万円しか投資に回せない一般的な会社員が、本当に副業と投資で資産を作り、アリーリタイアできるのか? 日々資産形成について勉強しながらの、リアルな副業・投資をお伝えします。

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