ぽこぺんです。
ぽこぺんは株は持っていますが、債券は持っていません。 債券は一般的には株よりも低リスクで、株式相場が軟調な時に資産を守る役割を果たしてくれます。
では、債券とはどのような資産なのかを見て行きます。
まず、債券とは誰かにお金を貸したとき・借りたときの借用書を指す言葉です。
その貸したお金が満期になって返ってくる(償還:しょうかん)されるまで保有することが個人で投資する場合の基本的なスタイルになります。 なお、借金をして債券を発行している機関のことを発行体(はっこうたい)と言います。
例えば国債(こくさい)は国にお金を貸した時の借用書で、借金をしている発行体は国(政府)になります。
従って、債券投資をする際に一番大切なことは、借金をしている発行体がしっかりとお金を返してくれるかどうかということになります。
次に債券の種類ですが、大きく分けて2種類の債券があります。
①利付債(りつきさい)
債券の額面(満期に返済される金額)に対して、年率○%というように利率が決まっていて、満期までの間にその金利が収益の源泉となる債券です。日本では利付債が一般的で、個人向け国債も利付債になります。
満期時には額面金額が返済されることで、終わりとなります。 なお、利金は半年に1回支払われることが多く、債券の利金には20.315%の税金がかかります。
例) 額面100万円で金利10%の利付債に投資した場合、半年ごとに5万円が支払 われ、税金1,000円が引かれた4万円が手取収益となります。
100万円×10%×=5万円(半年分の利金)
5万円×(1-0.2)=4万円(税引後の手取収益) ※計算上は税率を20%として簡略化しています

②割引債(わりびきさい)
債券の額面に対して低い金額で販売される債券で、満期までの間に利払いはありません。従って、購入金額と額面金額の差が収益となる商品です。
例)額面100万円の債券を90万円で購入した場合、満期時に10万円の償還差益とな り、20.315%の税金が引かれて、約8万円の収益となります。
上記は新発債(しんぱつさい)と言って、新規に発行さる債券を買った時の話です。既発債(きはつさい)と言って、既に発行されている債券を買う場合は購入金額によって上記の計算に元本の損益が追加されるので、この計算は変わってきます。
仮に発行体が倒産した場合、債券は株に優先して会社に残った財産から返済を受けられます。 これは、株主に優先して、会社にお金を貸している人に優先的にお金を返すことになっているからです。 もちろん会社が債務を返し終わった後であれば、残った財産が株主にも返金されますが、通常は帰ってこないことがほとんどです。 だから会社が潰れたら株は紙くずになるといわれるのですね。
一般的に、債券は株よりもリターンが小さく、個人投資家が一定の収益を上げるためには多額の資金が必要になります。
資本の小さいぽこぺんは、しばらくは株で資産を育てていく予定なので、当面は債券を買うことはないですが、資産防衛策の一つとして知っておいて損はないはずです。
小さな一歩でこつこつと。