ぽこぺんです。
現代の資産運用では常にリスクとリターンで投資対象の優劣が決められます。先日ぽこぺんが受験した証券アナリスト試験でも当然この概念が用いられています。
既に多くの人がご承知の通り、金融の世界におけるリスクが高いとは、損をする可能性が高いということを意味しません。
リスクが高いというのは、結果のばらつきが大きい、大きい損をすることもあれば大きな利益を得ることもあるということを意味します。
例えば、国債への投資から1%の利息が保証されている場合と、株式投資での1年間のリターンとして-5%~10%のリターンを得られると考えると、元利金が保証されている国債と比べて、株式は価格変動と配当の変動があり得るので、損をすることもあるし大きなリターンを得ることもあるということになります。
この、結果の不確実性をリスクという訳です。
当然ながら、リターンが-5%~10%の株への投資よりも、-30%~40%のリターンが生じる株への投資の方が取っているリスクは大きいことになります。
金融や投資の世界では、「結果にばらつきがあること=リスクがあること」ですから、どの程度のリスクを取るのかは各自のリスク許容度を鑑みて決める必要があります。
過度にリスクを取って投資を行うのはギャンブルになってしまい、ギャンブルをする以上常に勝ち続けることは難しいですし、負けたらゼロの一発退場になってしまいます。しかし、結果のばらつきを恐れるあまり元本保証のような商品ばかりを求めても、今の日本ではリターンはほぼゼロになってしまいます。
人生100年時代に投資や資産運用が必要であるならば、なるべく早く小額からの投資を始めて、自分のリスク許容度を見極めつつ、一発退場にならぬように長く続けることが必要です。
投資をしたことがない人に限って切った張ったのギャンブルを投資と言っており、バブル期世代か投資を知らない素人です。
我々は冷静に息の長い本当の投資をしないと、100年の寿命を手に入れてもそれを悔やむことになりかねません。
小さな一歩でこつこつと。