ぽこぺんです。
昨日、一昨日とたばこ株についてみてきました。
ついでといってはなんですが、【PM】フィリップ・モリス・インターナショナルについてみておきたいと思います。
昨日書いた【MO】ともともとは同じ会社ですが、分社化して米国以外でビジネスを展開しているのが【PM】です。
分社化前のフィリップ・モリスは、ジェレミー・シーゲルの『株式投資の未来』で1957年~2003年で最もリターンの大きい銘柄として紹介されています。

①どんな会社
マルボロ、ラーク、ヴァージニアスリムという銘柄を展開しています。
元はフィリップ・モリスとして事業を営んでおり、アルトリアと同じ会社でした。
現在は、米国をアルトリアが担当し、米国以外を【PM】が担当しており、180か国以上で事業展開をしています。
当然、たばこの銘柄もアルトリアと同じものがあるということですが、無煙たばこという点では、【PM】の事業戦略の一環となっており、iCOSという商品を展開しています。
最近はコンビニなどでもよく見る商品で、日本ではソニーの「ウォークマン」のように無煙たばこといえばiCOSと言えるくらい、よく目にする商品です。
ぽこぺんの職場でも持っている人をよく目にします。
一見するとたばことは思えないようなおしゃれな見た目です。
たばこ業界では【BTI】に次いで業界第2位の規模となる企業です。

②売上高と純利益

売上高と純利益ですが、足元では無煙たばこが世界的にも大きなムーブメントを起こしていることから、利益を押し上げています。
とは言っても、まだまだ事業の主軸は紙巻きたばこで、そういう意味では産業構造自体は他のたばこ会社とあまり変わらないというところでしょう。
一定レベルの収益を安定してい上げていくという点では安心してみていられる銘柄だと思います。
長い将来を見越すと、たばこは健康被害も多いため規制が多く、増税で価格が上がるリスクなどが常に言われています。
ぽこぺんとしては、仮にそうなったとしても、【PM】は世界で事業をしているので、人口が増加する新興国で認知度を上げてブランド力をつければ、新興国の人口増でカバー出来る又は収益増すら期待できるのでは?と思ってます。
新興国の方が規制が緩いという実情がありますし、人口が増えれば、喫煙率は下がっても喫煙者数は一定の規模で生じるものですからね。
③EPSとDPS

2008年から2018年までの配当金が上記のようなチャートが【PM】のホームページにありました。
2008年に株を買っていれば、配当は$1.84から$4.56に2倍以上になっているのです‼
もちろんいつでもこのレベルの配当成長率が維持できるということではないでしょうが、10年間で配当が2倍以上に増るは、なんとも魅力的です。

また、EPSとDPSの推移をみても微増傾向ですが安定しているようです。
配当性向は高めですが、たばこ産業は大きな設備投資も必要なく、競合他社も限られているため、収益の安定性を背景として考えれば、継続してこの水準ということなのでしょう。
シーゲルの『株式投資の未来』で書かれているとおり、1957年~2003年の間で最もリターンが大きくS&P500をも上回るリターンを上げている銘柄で、その高リターンの源泉は高い配当と書かれていますから、基本的にはこれからも高い配当による株主還元が行われると予想されます。
3日間連続でたばこ銘柄を見ていましたが、ぽこぺんの様にたばこを吸わない人間からすると、日常生活であまり馴染みがないたばこも、株主の立場で見れば、非常に魅力的な点が多いと言えます。
日々の値動きはあまりないので、一見つまらないかもしれませんが、愚直に買いまして配当を再投資すれば、将来は大きな資産になることを感じさせてくれる銘柄だと思っています。
【PM】もまた、機を見て購入したいと考えている銘柄の一つです。
その際はこのブログでご報告したいと思っています。
小さ一歩でこつこつと。