ぽこぺんです。
今日から新時代令和がはじまりましす!
平成が終わり新時代が到来して、新時代をより良きものにするためにも経済的な安定・自立・独立を手に入れようと、ぽこぺんは前向きで明るい気持ちでいます。
昨日は連続増配62年でランキング第3位の【PG】をお伝えしましたが、今日の銘柄も同率3位の銘柄【PH】パーカー・ハネフィンです!
といってもみなさんご存知でしょうか?
ぽこぺんは知りませんでした。
長い間連続増配している銘柄でも知らないものが沢山あり、米国株は奥が深いなと感じます。

①どんな会社?
パーカー・ハネフィンは米国のモーションコントロール製品の製造メーカー。主要製品は各種製造、輸送、産業プロセス業界向けに空気圧・電気式アクチュエーター、真空発生装置、ガス・窒素発生装置など。民間・軍用機のOEMと予備・補修部品市場向けに飛行制御、油圧、部品など。冷却、空調システム市場のほか、流体管理用に熱交換器、二酸化炭素制御装置など。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/PH
ということで、YahooFinanceで企業情報を見てみましたが、どんな製品なのか全く想像がつかないので【PH】のホームページを見てみました。
【PH】は1917年に米国ハイオ州に設立された空気圧ブレーキシステムの製造メーカーです。主にトラック、電車、バスや産業用機器向けに製造していました。
現在では、その製品は宇宙産業にまで及んでおり、軍用・民生用を問わず幅広く事業を展開し、8,000を超える特許を持っています。
日本では東京都品川区に日本法人があります。




このような製品を作っているそうです。
②売上高と純利益

売上高は若干の波があるようですが、右肩下がりということはなく、足許では売上高も純利益も増加傾向にあります。
今回は売上と純利益のほかにフリーキャッシュフローについてもチャートを作ってみました。データソースはモーニングスターです。

直近5年ではいずれも10億ドルを超えるフリーキャッシュフローを稼ぎ出しています。これは非常に優秀かつ安定していると言えるのではないでしょうか。
ちなみに、フリーキャッシュフローについては以下を引用して載せておきます。
企業が営業活動で稼いだお金(営業キャッシュフロー)から投資に回したお金(投資キャッシュフロー)を差し引いた余剰資金を指す。純現金収支といったり、英語の頭文字をとってフリーCFと称したりする。文字通り、企業が設備購入や配当など自由に使える。一般に会社の成長過程では投資が先行するため、フリーCFが赤字になりやすい。
日本経済新聞電子版
ザックリ言えば、企業が自由にできるお金なので、配当の原資ともいえるわけです。
③EPSとDPS

EPSとDPSです。
配当性向を見る限りでは余裕があります。もっと配当を出してくれてもよさそうな気がしますね。
これまで見てきた連続増配銘柄ベスト10の中では最も配当性向が低い水準です。
少なくとも無理をして配当しているという水準ではまたくありませんので、心配はなさそうです。
株価は$180を超えていますが、配当利回りは2%を割り込んでいます。
連続増配ではありますが、配当利回りという点では物足りなさを感じてしまいます。
もちろん株価は一番上のチャートからもわかる通り、直近10年間は右肩上がりですが、業種的に景気変動の波が大きいと考えられます。
【PH】のベータは1.45程度です。
ベータ(β)とはマーケット変動に対する個別銘柄の連動性を表す指標です。
例えば、βが1であればマーケットの動きに完全に一致するため、マーケットが1%上昇すればその銘柄も1%株価が上がることを示し、-1であれば、マーケットが1%上昇すれば、その銘柄は1%株価が下がることを示します。
【PH】はβが1.45なので、ここ10年の上げ相場ではマーケット以上に株価が上がっている傾向です。逆に、マーケとが下落に転じればそれ以上に株価が下落すると考えられます。
他の銘柄にも当てはまることではありますが、マーケット全体が下げたときであれば、価格が大きく下げるはずなので、より購入しやすくなります。
ちなみに昨日紹介した【PG】は足許でベータが0.37程度なので、相場が変動しても相場の4割程度しか上昇も下落もしないので、長い目で見れば淡々と積み上げて購入するしかなさそうです。
連続増配銘柄と言っても、株価が安定的な銘柄も変動しやすい銘柄もあるので、自分にあった銘柄選定が重要ですね。
小さな一歩でこつこつと。