ぽこぺんです。
連休3日目になりました。
まだまだ連休前半戦でがみなさんはお出かけされてますか?
これから予定のある方もいると思いますし、お仕事の方もいるでしょう、勉強で連休は関係ないという方もいるでしょう。
ぽこぺんは特に遠出の予定もお金もないので、10連休はのんびりしながら投資について少しずつ勉強です。
今日は連続増配米国株の第8位の銘柄についてお知らせします。
第8位は【MMM】MMMスリーエムです。
NYダウにも採用される超有名銘柄ですね。ご存知の方も多いと思いますし、配当狙いの投資家でなくても保有している方は多いのではないでしょうか?
早速どんな会社か見てみましょう。

①どんな会社?
スリーエムは米国の化学・電気素材メーカー。産業、生活、ヘルスケア分野で事業を展開する。産業・交通部門の主要製品はビニール、ポリエステル、フィルム製品など。ヘルスケア部門の主要製品は医療用テープ、創縫合製品など。オフィス・家庭向け製品は「スコッチ」粘着テープ、「ポスト・イット」粘着ふせん、ディスプレイ用資材などを展開。本社はミネソタ州。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/MMM
例によってYahooFinanceからの企業情報です。
学校でも職場でもよく使う「ポスト・イット」は【MMM】の商品として有名です。
【MMM】は1902年にミネソタで創業され、当初の社名は「Minnesota Mining and Manufacturing Company」で、ミネソタの鉱工業会社だったので、頭文字を取って3Mとなりました。
現在ではYahooFinanceの企業情報にもあるように鉱工業に限らず、家庭用から医療用まで幅広い商品を世界200カ国で販売しているグローバル企業です。
日本では1958年に住友14社と合弁会社を設立したところから事業が始まります。

②売上高と純利益

大きな変動はなく安定した収益状況が窺えます。
【MMM】の事業ポートフォリオは5つのセグメントに分類されています。
工業、安全・グラフィック、ヘルスケア、電気・エネルギー、消費者向け商品の順に売上が大きく、2018年では工業が$12267mの売上で最大となっており、全体の約35%の売上となっています(下表)。

なお、地域別売上高ではアメリカが約40%で最大。次いでアジア・パシフィックとなっています。

ラテンアメリカとカナダをアメリカに加えると、北米大陸で売上の半分を稼いでいるという構造です。
③EPSとDPS

EPSとDPSは美しい右肩上がりとなっており、配当性向も50%台を維持していることから、まだまだ配当に余裕があると言えそうです。
また、DPSは2008年の$2から2018年は$5.44と2.7倍以上となっています。
売上の増加とともに順調にEPSが上がり、配当も増やしているというお手本のような銘柄です。
セグメント別にみると安全・グラフィックの売上の伸びが堅調で、この辺りが収益を伸ばすのに一役買っているようですが、どのような商品のことを言うのかホームページで商品を見てみたところ、耐火性のブロックや各種工業用テープ、それから道路標識や工事現場での表示などが該当するようです。
EPSとDPS、そして配当性向を見る限りでは非常に魅力的な銘柄に見えます。
売上も確実に伸びているので経営も順調と言えるのではないでしょうか。
また、バリエーションでみてもPERは約20倍となっており、昨日まで見た銘柄に比べるとリーズナブルだと言えます。
これは2019年1-3月決算が予想を下回り、2000人規模のリストラを計画していると伝わり$220ほどあった株価が$190まで急落したことによります。
しかし、予想を下回ったとはいえ、赤字になっているわけではないですし、リストラをするということは会社の利益を守る=株主の利益を守るわけです。
この辺りが長年に渡って増配を続けられる理由の一つかもしれません。
急落してもなお、ぽこぺんには魅力的に映る銘柄ですが、みなさんはいかがでしょうか?
小さな一歩でこつこつと。