ぽこぺんです。
昨日はマクドナルドについてみてみました。
ついでと言っては何ですが、同じく誰もが知っていた馴染みのある銘柄で、これまたバフェット銘柄であるコカ・コーラについてみてみたいと思います。
最近5年の株価を載せておきます。
足許では、PERが20倍台前半、22倍前後で、配当利回りでは3%を超えているというところです。

①どんな会社
コーラといえばコカ・コーラと言えるほど日本でも浸透しているので、知らない人はいないと言っても過言ではないはずです。
ノンアルコール飲料メイカーとしては世界で最大の規模を誇る同社ですが、保有するブランドも多岐に渡ります。
コカ・コーラはもちろん、同じく炭酸のスプライト、ファンタ、コーヒーのジョージア、果実飲料のミニッツメイドも【KO】のブランドです。
このほかにも日本ではお茶も展開していますし、日本国内では街中のいたるところに赤いコカ・コーラの自動販売機が設置してあります。
そんなコカ・コーラは1886年に米国アトランタで誕生します。
創業者は薬剤師のペンバートンによって発明されました。
その後、1892年にコカ・コーラの製造販売権をエイト・G・キャンドラーが買取り、ザ・コカ・コーラカンパニーが設立されたのです。
日本では1957年に製造が開始されました。
コカ・コーラはウォーレン・バフェットが1988年から現在まで30年以上に渡って保有している銘柄としても有名で、同氏は【KO】の筆頭株主です。
②売上高と純利益

売上高他を見ると右肩下がりとなっています。
最初の株価チャートをみても、2019年に入ってから株価が下がっているのが分かりますが、これは直近の決算が良くなかったことから失望売りされたのです。
売上が下がっている要因は人件費の高騰や輸送コストの増加などのコスト増を価格転嫁したため、消費者が離れたとのことです。
また、【KO】は利益率の低いボトリング事業を切り離して、自らは商品開発や原液の提供等に集中するためのビジネスモデルの構造改革を実行中のため、ボトリング事業分の売上が落ちたということです。
③EPSとDPS

2017年は大きな減益だったにもかかわらず、2016年度比で増配をしているため配当性向が100%を超えています。
【KO】は56年連続増配中の銘柄ですので、増配自体に驚きはありません。
2018年も配当性向100%は下回っていますが、高い水準となっています。
ここ数年はEPSが低下傾向にあるため、現在の構造改革がうまくいかず、収益の下落傾向が続くようだと、配当性向には注意をしておく必要があるかもしれません。
ぽこぺんとしては、利益が上がっていない中での90%超の配当性向は将来の減配が気になります。
④その他

上のチャートは①のものよりも長い期間のチャートを載せています。
1990年台後半から2000年台半ばまでは芳しくない株価推移ですが、長期で見れば基本的には右肩上がりの株価推移と言えそうです。
足許の【KO】については、上で述べたように、売上の減少や配当性向の上昇が気になるところですが、それも現在の構造改革の結果次第で今の状況はなんとでも解釈できるのかもしれません。
改革が上手くいって利益率の上昇とともに実際に利益が上がると思えれば、今は押し目買いのチャンスと見れるでしょう。
万が一構造改革が失敗して利益が上がらないならば、現在の状況はそれを知らせる黄色信号かもしれません。
ぽこぺんとしては、押し目買いのチャンスであると信じたいと思っています。
連続増配を続けてきた企業はこれまでも多くのピンチを乗り切ってきたはずですし、そういった企業は少し長い目で見守ることも必要ではないかなと。
そしてなにより、コカ・コーラがない世界は想像できません笑。
そう思える企業はやはり生活に根差した強い企業なのではないでしょうか?
小さな一歩でこつこつと。