ぽこぺんです。
グロース株への投資と高配当株への投資がよく比較されます。
FIRE達成のためにはどちらが良いのか?
近年は特にグロース株への投資が主流のように思います。
ぽこぺんも米国株投資開始当初は高配当株への投資で配当がもらえるのがうれしかったのですが、GAFAMをはじめ、無配当のグロース株への投資を取り入れました。
なぜグロース株への投資を取り入れたかと言えば、単純に株価の成長が芳しかったからです。
高配当株への投資は配当というキャッシュフローがもらえるのは精神的にプラスに作用する半面、株価が軟調だったり、株価が横ばいの場合は債券の様に先々の資産過大ペースが計算できます。
しかし、その計算だとFIREまでの時間がかかりすぎるというのが分かってしまうんですよね…。
また、減配があるとその計算が狂うばかりか、株価の大暴落に見舞われます。
ぽこぺんもロイヤル・ダッチ・シェル【RDSB】の減配でその恐怖を味わいました。
ぽこぺん個人の資産で言えば高配当株からのリターンは配当無しでややプラス、配当を入れればもう少しプラス幅が大きくなりますが、それでもグロース株への投資に比べると小さいです。
まぁどの銘柄をグロース株と呼べばいいのかよくわかりませんが、ピンタレスト【PINS】のリターンが大きいですね。あとはビザ【V】、マスターカード【MA】、マイクロソフト【MSFT】あたりでしょうか。
グロースではないけど高配当でもないマクドナルド【MCD】なども最近は株価が上昇し始めており、まずまずのリターンですが、これはどちらに分類したものか。高配当株よりかな。
さて、高配当投資はともかくとして、配当は一般的には課税分だけ資産形成に不利と言われています。
例えば日本株の場合、100円配当があれば約20%の課税で手取りの配当金は約80円となります。
米国株の場合は米国で10%、日本で20%の課税ですので、100円分の配当であれば72円しか手取りが残りません。
そういう意味では成長株投資の方が課税を先送りできるというメリットはあるかもしれません。
ただ、FIRE達成後を考えるとどうでしょうか?
FIREには4%ルールと言われる法則があると言われます。
資産の4%以内で生活すれば、資産を減らすことなく生活が出来るというものです。
理論的には株価成長も配当も資産を取り崩して生活の糧にするという意味では同じです。
ただ、この点は完全に配当の方が安心感があると思います。
4%分の資産を取り崩すにあたって、保有する株数を減らすことなく配当を受け取るだけに対して、資産の4%分の株を売却するのでは市場の変動に対する強さが異なります。
配当は減配のリスクはあるものの、【VYM】のようなETFであればゼロになることは考えられません。個別株に偏ったポートフォリオの場合は危険性が高まりますのでご注意を。
一方で、株の売却で4%分の資産を確保する場合、相場が上昇していれば少ない株数の売却で対応できますが、相場が下落していると4%の売却で得られる額は小さくなり、一定の生活費を賄うのが苦しくなるかもしれません。
そうでなければ、より多くの株数を売却しないといけません。
FIRE後に株数を減らすというのはなかなか苦しいのではないかと想像します。
収入が経たれた状態で資産を小さくしてしまうとそこからの挽回は難しいでしょう。
場合によっては他の道で収入を確保する必要が生じます。
なので、資産形成期はグロース株で資産拡大のスピードを追求するのが良いのかもしれませんが、資産は徐々に配当を出すETFなどに組み替えていく必要があると思っています。
そうすると【VOO】や【VTI】、【VT】などのETFでも良いのかもしれませんが、配当利回りが低いので、かなりの規模の資産を形成する必要があります。
他方で、高配当ETFでも【SPYD】などは配当の安定性に欠けるほか、ポートフォリオが偏っているのと配当成長率を鑑みると心配があります。
と言うことで、グロース株で効率よく資産を拡大し、規模が大きくなったところで高配当ETFに切り替える。
これが理想的ですが、なかなかうまくは行かないかもしれませんねぇ。
なので、資産形成の段階からぽこぺんは【VYM】を積み立てています。
【VYM】の配当成長を考えると、時間の経過とともに配当額が大きくなることが期待できますしね。
小さな一歩でこつこつと。