ぽこぺんです。
どんな時代も勤め人に自由はありません。
どんなに給料が高いエリートも勤め人である以上は労働者という枠の中にいます。
そう考えると今の日本のサラリーマンは悲惨です。
世界的に見ても低賃金で、給料は上がらず、定年時期は高齢化し、給料から多くの税金や社会保障費が引かれてしまいます。
頑張って昇給しても、待遇の良い会社に転職しても、日本の累進課税性の下では、給料が上がれば上がった分だけ税金も上がります。
それでも安定した仕事に就けるのであればそれでよいという人もいるでしょう。
が、今の日本はそんなに優しい社会ではありません。
真面目に働いていても、どんなに良い成績を残しても、今の日本では倒産とリストラが当たり前になりました。
個人の努力など無意味ともいえることが普通に生じます。
また、○○ハラスメントやメンタルヘルスと言われるように、会社員生活を普通に送るつもりでも精神疾患を発症したり、メンタルをやられてしまう人は年々増えています。
日本人の間では公務員が人気ですが、公務員がホワイトな職場だと思ったら大間違いです。
確かに、リストラや倒産はありません。
しかし、国家公務員も地方公務員も民間企業よりも残業時間が遥かに多く、深夜残業・サービス残業は当たり前です。
近年は霞が関の若手官僚などが続々と退職していく問題が河野大臣によって取り上げられていますがその流れは変わっていないようです。
また、地方公務員は直接住民と接する機会が多いことから、住民からの苦情・クレームで心を病んでしまったり、地方では地縁・血縁や都心では信じられないような理由で色々な人が行政に関与しており、まともに行政を遂行できる自治体は多くありません。
ワンマンな知事・市長などがニュースで取り上げられることが多いのはみなさんもお気付きだと思いますが、そうした人の関係者が不当に行政に関与してくることも多いのです。
さらに、公務員は給料が安いです。
これに反論する人は少なくないと思いますが、実際には彼らと同じような学歴をもって民間企業に就職した同期と比べると、明らかに収入は少ないです。そういうこともあって、霞が関の若手官僚は外資系企業などに転職していくのですね。
あまり報道されませんが、公務員の給料は人事院による民間企業の給与調査を基に改定が行われます。
しかし、この民間企業とは中小企業も含めたものとなっています。
政府と言う巨大組織の給料が中小企業も含めた調査対象からの結果を基に決まるのは果たして妥当でしょうか?
中小企業でこんなに優秀な従業員を雇用している会社がどれだけあるのでしょうか?
さて、前置きが長くなりましたが、少なくとも今の日本でサラリーマンとして働くのは過酷です。
自由な生活を手に入れるなんて夢のまた夢です。
人によっては奴隷と言う表現を使いますが、あながち間違ってはいないのかもしれません。
ではどうやって脱出するか。
それはタイトルにも書いた通り、給料が少ないとしても、そこから少しでも節約して種銭を作り、その種銭を投資に回いて資産を保有することです。
具体的には株、債券、投資信託などの有価証券が少額でも投資出来るものとなります。
これらの資産は保有しているだけで、配当金・利子・分配金と呼ばれるお金をもたらしてくれます。
もちろん、どんな会社の株を買うか、債券を買うかを選ぶのは重要です。
会社が倒産してしまうと得られるものも得られなくなってしまいます。
しかし、投資や運用をしていく中で多くの勉強をして目利き力は養われるでしょう。
むしろ、リスクを恐れて投資をしなければ一生雇われの身として生きていくしかありません。
なお、資産と言うと自宅や車などを上げる人もいるかもしれませんが、これらは資産とは呼べません。
資産とはあなたにお金をもたらすもので、あなたからお金を持って行ってしまうものは負債です。
自宅を資産と考える日本人は多いですが、自分で住んでいる場合、自宅はあなたにお金をもたらしません。それどころか、固定資産税やローン金利など、あなたが払わなければいけないお金が生じます。
これではあなたからお金を持っていく負債となってしまいます。
車も同じですね。
超高級車で転売しても値が上がるというなら別ですが。
最初は投資で大きなリターンを得ることはできないでしょうが、継続することで資産は育ちます。
資産を育て続けるといつかその資産があなたを守ってくれることになります。
近年注目されている「FIRE」というムーブメントは正にこれです。
そしてぽこぺんもそれを目指して目下頑張っているところですが、そのきっかけとなったのはロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』です。
この本は所謂マネー本のような投資テクニックを学ぶものではなく、人生とお金の関係や考え方について理解するためのものです。
別に買わなくても、多くの図書館などでタダで読めますので、ぜひ一度読んでみてほしいです。
ぽこぺん的には金持ち父さんシリーズの『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』とセットで読むことをオススメします。
収入のあり方について今までにない知見を得ることが出来ました。
資産を持つことで、資産がお金を生み出し、そのお金をまた資産の購入に回す。
これで資産が大きく育ち、いつか資産が生み出すお金で生活できるようになり、望まない労働から解放されるはずです。
小さな一歩でこつこつと。

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