ぽこぺんです。
昨日の記事では高配当ETFでのアーリーリタイア(FIRE)は難しいというYouTube動画を見たという記事を書きました。
でもぽこぺんはバンガード米国高配当株式ETF【VYM】を柱としたリタイアを画策しています。
昨日の記事ではETFの増配を考慮に入れていない動画だったということを書きましたが、【VYM】の増配を考慮した場合を考えてみました!
そして今日は、よくある資産●●円でリタイア!ではなく、【VYN】何株で(正確には何口でなのかな?)リタイアできるかを考察してみます。
まずはおなじみの【VYM】の四半期ごとの配当金(分配金)推移です。

データはバンガードから取ってきています。
期間は2010.9月期の配当金から2020.12月期の配当金です。
赤い点線は回帰分析した時の分配金の推移です。
2010.12の配当金は1株あたり$0.31で、2020.12の配当金は$0.81でした。
10年間で2.5倍ちょっとになっています。
ちなみに2020年の配当金は$0.55(3月)、$0.84(6月)、$0.71(9月)、$0.81(12月)となっており、年間では$2.91、平均すると$0.73でした。
2010.12の$0.31から2020.12の$0.81までは平均すると年10%増配している計算になります。
2020年の平均である$0.73と比べると年平均8.8%の増配となります。
以上が【VYM】の配当金の推移です。
これを基にして、2030年までの12月の配当金を6%~10%で試算してみました。

でもこれは額面なので、米国で10%、日本で20%課税された場合の手取り額は以下の通りとなります。

この手取りベースの配当金を$1=¥100で換算すると、1年後・5年後・10年後に必要な【VYM】の必要株数は以下の表のようになります。

表の見方を説明すると、今後平均して6%の配当成長が10年続くと考え、年間120万円の配当が必要ならば、2030年の表の「6.0%」と「120万円/年」の交わるところを見ます。
すると2872株必要だということになるのです。
10年たった時点で2872株持っていれば、年間120万円の手取り配当金が手に入る状態にあるはずということです。
まぁ今回の記事はかなり多くの前提を置いているので、何ら将来を確約するものではないですが、ぽこぺんはこれを目安と考えて投資しています。
さすがに増配率は低めに見積もるべきだと思うのですが、ぽこぺんは月平均30万円の手取りがあれば十分リタイアできると考えているので、年6%の配当成長で考えて10年後に8617株保有していればよいと自分に言い聞かせています。
逆に言えば、今【VYM】を8617株保有している人は10年何もしないで(配当再投資もしないで)年6%の増配だけで年間360万円の手取り配当金を得ることが出来るとうことですね。うらやましい。
普段は資産1億円!みたいに言っていますが、何株必要か?と考えると、1億円よりも少ない額で達成できるのではないかとうい期待がもてる~笑と考えてしまいます。
ただ、為替レートには注意が必要です。$1=¥100よりも円安の場合は【VYM】1株あたりの取得により多くのお金が必要です。
逆に円高の時は株数を積み増す大きなチャンスともいえます。
小さな一歩でこつこつと。