ぽこぺんです。
今日からゴールデンウィーク10連休の始まりです。
今年のゴールデンウィークはかつてない長期連休で、平成から令和へと新時代に移り変わるときでもあります。
さて、そんな新時代へと変化を遂げる10連休ですが、時代が変わっても増配のポリシーを変えない連続増配銘柄を10連休企画としてお伝えしたいと思います。
今日からの10日間で米国株の連続増配ランキングベスト10を1日1銘柄お伝えしていこうと思います。
それでは本日は連続増配ランキング第10位の【CINF】シンシナティ・ファイナンシャルについてお伝えします。
連続増配期間は57年!
10位からいきなり半世紀以上も増配している銘柄です。

①どんな会社?
50年以上に渡って連続増配している銘柄と言っても…シンシナティ・フィナンシャル?という感じです。
ということで、YahooFinanceを見てみました。
シンシナティ・ファイナンシャルは損害保険、生命保険事業を展開する米国の持株会社。子会社のシンシナティ・インシュアランスは企業向け賠償責任補償、車両、労災補償、休業保険のほか、個人向け自動車、住宅用保険、年金商品を販売する。また独立系代理店に超過損害保険商品の仲介サービスを提供し、商業リースや融資事業も手掛ける。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/CINF
前身の保険会社(Cincinnati Insurance Company)が1950年に創業し、1968年に現在のCincinnati Financial Corporation となっています。
全米50州のうち43州でビジネスを展開しており、本社はオハイオ州にあります。
②営業利益と純利益

2018年は厳しい数字になっていますが、それを除けば概ね右肩上がりと言えるのではないでしょうか。
日本の金融機関や生損保会社というと、低金利や人口減少によって先行きの業績はどうしても悲観的にならざるを得ないところがありますが、人口が増加し、先進国でいち早く利上げを行ったアメリカでは、そうした不安はありません。
そもそも、一般的に金融業は人口増加している国や平均年齢が若い国で大きく成長する業種ですから、潜在的に米国では金融業が成長する潜在力があると思います。
利益の状況は気にする必要がありますが、数字が悪いときに買う勇気を持てるよう、少なくとも一期の決算が悪いことを理由に購入をためらったり、狼狽して手放さないようにしたいものです。
③EPSとDPS

【CINF】は四半期配当となっており、1・4・7・10月に配当が支払われます。四半期の支払いの合計だけを見ると連続増配を続けていますが、2016年と2018年には四半期と同じ額の特別配当を出しています。
従って、実際には2016年は$2.3、2018年は$2.5が支払われています。
また、2019年4月の配当は$0.56となっており、年間では$2.24の配当支払いとなる見込みです。
概ね50%を中心にした配当性向ですが、2018年はEPSの低下で100%を超えていましたが、2018年の収益状況は良くなかったようです。
なお、2018年の1-3月期(1Q)は1株あたり$-0.19の収益でしたが、足もとの2019年1Qでは1株当たり$4.22に回復しています。
収益状況と高すぎる配当性向が続くようであれば注意が必要ですが、一時的に収益が落ち込んでも増配を続けるところが米国株のいいところですね。
配当性向が100%を超えてもしっかりと配当してくれます。
④その他

足許では好決算を受けて株価が急騰しており、PERも50倍を超えているので割高感があると思います。
今期の年間配当が$2.24だとすると、株価$94として、税引前の配当利回りは約2.38%。NISAで現地課税だけだと税引後で約2.14%、国内でも20%課税されると約1.71%です。
長く持てば配当が増えると考えても、ちょっとたかいかなぁ、という気がしますがみなさんはいかがでしょうか?
連続増配株はそうそう安くはならないと思いつつも、ぽこぺんは資金力に乏しいので、最低でも税引前で3%の配当利回り、欲を言えば手取りで3%の配当利回りが欲しい、というかそれ以上ないと厳しいです。
それでも、ウォッチを続けてチャンスを待ちたいと思います。
小さな一歩でこつこつと。