ぽこぺんです。
超高配当の米国株で有名なBDC銘柄をご存知でしょうか?
これは、Business Development Companyの頭文字で、駆け出しの若い企業などを対象に資金を貸し付けたり、株式などを取得することで利益を上げる米国の会社形態の一つです。
イメージとしてはREITと似ていて、利益の90%以上を配当として払い出すことで税制上の優遇が受けられるため高配当となっています。
ところがこのBDC銘柄ですが、実は大手ネット証券では楽天証券でしか購入できません。
かつてはSBI証券やマネックス証券も取り扱っていたのですが、現在は取り扱いをやめています。
これには理由があって、これらの銘柄を日本で販売するためには、BDC自身が金融庁に届出を出さなくてはいけないのですが、どうやらその届出は行われていないようです。
これはある意味当たり前で、米国の会社は米国で上場しているのであって、日本の投資家に発行する有価証券を買ってほしいと考えているわけではありません。そして、そう考えているので荒れ、別に日本の当局に届出を出す必要がないのです。
ではなぜ楽天証券は取り扱いが出来るのか?
いや、これはできないはずなんです。おそらく各社が気づくのにタイムラグがあるからだと思います。
ぽこぺんの記憶では、SBI証券、マネックス証券の順に取り扱いを中止しているので、早晩楽天証券も同様の対応を行うのではないかと思います。
そんな今ならまだ楽天証券で買えるBDC銘柄ですが、以下のような銘柄があります。
【ARCC】エイリス・キャピタル
【HTGC】ハーキュリーズ・キャピタル
【MAIN】メイン・ストリート・キャピタル
【NEWT】ニューテク・ビジネス・サービシズ
【NMFC】ニュー・マウンテン・ファイナンス
【ORCC】オウル・ロック・キャピタル・コーポレーション
【PSEC】プロスペクト・キャピタル
【SSSS】スロキャピタル
これらの中で最大手は【ARCC】なのですが、ぽこぺんも100株保有しています。
そしてこれら銘柄の驚くべきは配当利回りです。
例えば【ARCC】は直近では8%を超える利回りとなっています。
高配当の代名詞、たばこ銘柄のアルトリア・グループ【MO】が6.8%程度の利回りですから、これがいかに高いかお分かりいただけると思います。
更に、【SSSS】などは直近1年間の配当を元にすると30%を超える配当利回りとなっています!!!
ただ、登園リスクはありますよ。
まず、下落相場には相当弱いです。これはどの銘柄にも共通します。
更に、連続増配銘柄ではないので業績によって減配はあり得ます。
利益の90%以上を配当に出すので、業績が悪ければ当然減配になるわけです。【ARCC】はリーマンショックの時は配当が半減したそうです。たあ、今回のコロナでの減配はありませんでした。
また、キャピタルゲインは期待しない方が良いです。【ARCC】は行っても株価$20で頭打ちです。
そういったリスクを承知したうえで、株価が大きく下落した時に仕込めれば配当利回りは驚異的です。
ぽこぺんが【ARCC】を購入したのは$14程度で、直近1年の配当金は1株あたり$1.6ですので、10%を大きく超えるものとなっています。
おまけに含み益も30%程度の優良保有株となっています。
不動産投資やビジネスの世界では安定したキャッシュフローが数十%というのも珍しくないようですが、株の世界ではあまり聞かない話です。
でもこれらのBDC銘柄を少しでも組み込めば、そうしたものに近づけるかもしれません。
小さな一歩でこつこつと。