ぽこぺんです。
今日は製薬会社のアッヴィ【ABBV】について見ていきたいと思います。
既に多くのブロガーの方が説明しているため、ぽこぺんが語るほどのことはないとは思いつつ、同社が先週行ったM&A発表によって株価は急落しました。
元々、高配当連続増配銘柄としてぽこぺんも購入したいと思っていましたのでブログに載せることにしました。

【ABBV】は元々アボット・ラボラトリーズ【ABT】から2013年に分離した会社ですので、上のチャートが全期間になります。
①どんな会社?
アッヴィは米国の研究開発型バイオ医薬品企業。主にC型肝炎、神経学、免疫学、腫瘍学、慢性腎疾患および女性の疾患などの分野における医薬品の開発に取り組む。アボット・ラボラトリーズの研究開発医薬品部門の分離独立に伴い2013年度に設立。主力製品はリウマチ性関節炎や乾癬治療薬「ヒュミラ」など。本社はイリノイ州ノース・シカゴ。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/ABBV
上にも書いた通り、元々は【ABT】と一つの会社でしたが、2013年には分離独立し、リュウマチ薬のヒュミラが収益の約60%を支えている会社で、この特許切れによって収益に影響があるのではと言われている会社です。
特許切れはプラスの影響はないのでしょうが、ヒュミラの特許切れがどこまで影響があるのかも不確かなところです。
米国においては既に特許が切れており、その他の国でも概ね2023年頃までに特許が切れます。
②売上と純利益

ご覧の通り、売上はきれいな右肩上がりです。
やはり世界的な人口増と高齢化によって製薬会社への潜在的な需要は高いように思います。

売上の増加に比べると利益率は2018年には下がっていることが見受けられます。
営業利益率も約20%で、低くはないですが30%を超えている過去があるため、物足りなさを感じてしまいます。
③EPSとDPS

配当は近年右肩上がりですが、足許もでは配当性向が98%となっています。
【ABT】時代から数えれば長期の連続増配銘柄ですが、90%超の配当性向ですと、EPSが上がらないと心配になります。
④最近の動き

さて、直近1ヶ月の株価ですが、6月25日にしわ取り薬の「ボトックス」で有名なアラガンを630億ドルで買収すると発表して株価が暴落しました。
ヒュミラの特許切れを見据えて次なる柱を模索する【ABBV】としては、利益率が高く、市場の拡大が見込める美容・アンチエイジングのマーケットでの収益拡大を見込んだわけですが、市場は630億ドルでの買収を高すぎると判断したため、株価大暴落となりました。
当然ながら、既存の配当ベースで配当利回りは6%を超えています。
ぽこぺんはヘルスケアセクターの中で連続増配・高配当の両面から【ABBV】に注目していました。
難点は上でも書いたように直近の配当性向が高いことです。
ボトックスはぽこぺんんもテレビなどでも聞いたことがある薬で、美容・アンチエイジング薬は利益率も高いため、長い目で見れば悪くない買い物にも思えますが…、利益にどれだけ貢献できるのかを確認してみたいなという思いです。
買いたい気持ちと不安な気持ちが入り混じってますが、ヘルスケアセクターに投資するならETFでまとめて買う方法もあるため、7月の購入は一旦見送ろうと思いますが、引き続きウォッチしていきたいと思います。
小さな一歩でこつこつと。