ぽこぺんです。
昨日の記事で米国株高配当株であるETFのうち、ぽこぺんが保有してない【HDV】と【SPYD】について定量的な情報を見てみました。
問題はぽこぺんのポートフォリオをどうするかです。
具体的には2点の問題です。
FIRE後の主力と考えていた【VYM】の保有を継続するか否か。
もう一つは【HDV】と【SPYD】という他の高配当ETFを組み入れるか否か。
それを考えるうえで、昨日の記事でまとめた以下のポイントを踏まえて検討します。
〈価格〉
【SPYD】<【HDV】<【VYM】
〈配当金〉
【VYM】<【HDV】<【SPYD】
〈配当利回り〉
低【VYM】<【HDV】<【SPYD】高
〈価格安定度〉
低【SPYD】<【HDV】<【VYM】高
〈配当金安定度〉
低【SPYD】<【VYM】<【HDV】高
ここに欠けている情報があるとすれば、増配率でしょうか。
ちょっと調べてみようかと思ったのですが、この3銘柄は色々な人が比べてくれているので他のサイトの情報をザっと見た情報でご容赦を。
また、設定期間がずれているので純粋な比較は難しいというのもあります。
で、他のサイトをいくつか見たうえでの増配率を申し上げると、【VYM】は2010年からは年間の分配金が前年比で減配となったことはないみたいです。
また、増配率でも【VYM】が一番優秀で、2020年は2%程度の増配ですが、平均してみると8.8%程度の増配率です。
これは、以前の記事でぽこぺん自身がバンガードの公表されているデータで計算しました。
この点、【HDV】は比較的安定した配当をするものの、2016年は減配になっているようで、【SPYD】に至ってはコロナショック後に大幅な減配となってSNSやTwitterで話題となったのは記憶に新しいところです。
これまだぽこぺんは【VYM】の安定した増配と株価の下方硬直性を評価してFIREするにあたって大きな資産を任せられるETFだと考えてきました。
今回の検討でもやはり、その考えは大きく変わりません。
では、【HDV】と【SPYD】はもはや不要なのか?
結論としては、【HDV】はあまり【VYM】と異なる魅力や代替的な特徴があるとは思えない、というか必要性をあまり感じないので、少なくとも現時点では購入対象になりそうにありません。
一方で、【SPYD】はコロナショック時の様に大きく価格が下落した局面では購入を検討してもいいのではないかと考えます。
その理由は、コロナショックで価格下落と配当の減配が確認されたものの、その後は価格も配当も復調していることが確認できるので、元々配当利回りが高いだけに、下落局面で購入できれば頼もしい配当エンジンになってくれそうな気がするという点です。
一方で、不動産セクターの割合が約2割と大きいので、今後金利が上昇することになればこれらの組入れ銘柄は苦戦を強いられると考えられます。
ただ、その際は【VYM】が恩恵を受けるのではないかと起案が得られます。
【VYM】は金融セクターが最も大きな割合を占めているので、金利上昇は収益にプラスに働きます。
逆に、【HDV】はエネルギーセクターが最も大きいので、セクターで見ると【SPYD】との違いはあまりないので、安定はしていても違いがあまり感じられません。
ただ、【SPYD】は下落時には価格と配当のダブル下落がコロナショックで確認されているので、あくまで単発のスポット買いを前提にタイミングを見た購入に終始し、主軸はやはり【VYM】ということになります。
とうことで、やはり主軸は【VYM】という考えに変わりはないです(いまのところは)。
ただ、スポットで【SPYD】を低い価格で購入&配当も戻るのであれば、税引き後でも5%程度の配当利回りが期待できると思います。
小さな一歩でこつこつと。