ぽこぺんです。
リーマンショック以降の米国株相場は右肩上がりの相場です。
コロナショックなどいろいろな問題はありましたが、少なくとも全体としてみれば強烈な右肩上がりの相場でした。
そんなこともあってか、グロース株投資で一気に資産を拡大させるというのが昨今の投資の流行りと言えるでしょう。ぽこぺんだって、資産額が小さいからリスクを取ってグロース株やGAFAMに投資しています。額は小さいですけど。
では、高配当投資はダサい投資、ダメな投資なのでしょうか?
確かに、石油株の多くは大きな株価下落と大幅な減配となってしまっているので投資として成功とは言い難いかもしれません。ぽこぺんも【RDSB】の66%の大減配と一時は購入時の半値以下になる株価下落に見舞われました。
一方で、【MO】や【BTI】への投資は必ずしも失敗だったとは思いません。
運よく株価が下がった時に購入を始めたからというのもありますが、利回りは非常にいいですし、株価は右肩上がりとはいかないですが、収益は安定しています。


これは【MO】の業績とキャッシュフローです。
確かに大きく右肩上がりかと言われれば、業績は横ばい続きです。でもフリーキャッシュフローは緩やかに右肩上がりですよね。

対して、こちらは株価の推移です。期間は上の二つのグラフとは異なりますが、2017年頃にピークアウトしてから右肩下がりの推移となっています。
業績は変わっていないのにです。
これは、喫煙者が減るだろう=業績が悪化するだろうということを表していた李、ESG投資の拡大によって機関投資家が買わなくなっていることによるのかもしれません。
でも株価が下がり続けている間も【MO】は配当を増やし続けています。

足許の配当利回りは税引前で8%を超えます。
仮に$80で【MO】を買った人からすれば、含み損の上に配当利回りは4%弱で失敗かもしれませんが、今から投資するのであれば悪くないように思えます。
海外のセレブ発信のダイエットや健康ブーム、スーパーフードブームなど、健康意識の高まりは今なお実感しますが、【MO】の業績を見る限り、それでも横ばいの業績を保てています。
今後も増配が続くかはわかりませんが、現在の配当利回りを維持して再投資で運用すれば、税引き後の配当利回りでも15年程度で投資資金を回収できます。
【BTI】も同じような感じになっています。
アーリーリタイアを目指すぽこぺんは、今はグロース株を持っていても、いずれは売却して配当を出す銘柄(たぶん【VYM】)に乗り換える予定なので、その一部を先に高配当株で持っているというように考えています。
また、グロース株を持っているものの、売り時を見極めるのが今後の課題だとも思っています。
もちろん投資はご自身の判断でお願いしますが、アーリーリタイアを見据えてフローにも意識を向けている人にとっては、そんなに悪い投資ではないのではないかと思っています。
ぽこぺんは新年が明けてNISA枠が復活してから、早速【MO】【BTI】の3カ月先までの指値注文を入れています。
小さな一歩でこつこつと。