ぽこぺんです。
現在ぽこぺんのポートフォリオの約20%を占めているのは「バンガード・米国高配当株式ETF」【VYM】です。
2020年春のコロナショックとでもいうべき暴落時も、他の高配当系ETFに比べて下落はマイルドでした。
現在の価格は$95を超えており、配当利回りは3%を少し超える水準で、組入れ銘柄巣は400銘柄を超えているため、十分な分散が効いていると思います。
【VYM】をポートフォリオの核にしている方も大勢いると思いますが、ぽこぺんもリタイアするのであれば【VYM】をメインにしようと思っています。
そんな中で気になるのは、【VYM】の配当金(正確には分配金ですね)推移です。
例えば、月20万円の手取りが欲しいとして、3%の利回りで計算すると【VYM】がいくら分必要かを計算してみると…、
20万円(月) × 12か月 = 240万円
簡単に税金を計算すると(米国課税10%、日本課税20%とする)、実際にもらえる手取り分配金は額面の約72%です(0.9×0.8=0.72)から、
240万円 ÷ 0.72 = 約333万円
額面で約333万円の分配金が必要です。
【VYM】の利回りが3%としていますので、
333万円 ÷ 0.03 = 約1憶1,111万円
です。
今、【VYM】の分配金のみで直ちに月平均20万円のお金を手にするためには1億円以上を投じる必要があるということです…。
ムリです。ぽこぺんの総資産はまだ1,000万円にも満たないのです…。
絶望…。というわけでもないです。
【VYM】は連続増配ではないですが、増配傾向が続いているETFです。
そこで、四半期ごとに支払われる分配金の推移を調べてみました!

四半期毎に見れば、分配金額の上下はありますが、増加傾向であることが分かります。足許では四半期で約$0.8(税引前)の分配金です。
リーマンショックの時は、分配金が大きく下落したようですが、バンガードのHPでみることができる範囲でグラフにすると上の様んります。
そして、分配金を90日(=3か月)という時間で回帰分析すると、赤い点線の様になります。
回帰分析について詳しくわからなくも全く問題ありません。
様は、分配金額の傾向を統計的に見ると、平均して赤い点線の様に変動する(上昇している)ことが分かるということです。
これを見ると、
2010年9月に$0.3の分配金が、2016年12月以降は約2倍の$0.6となっています。
2012年9月に$0.4の分配金が、2020年12月(直近の分配金)では約$0.8となっています。
この傾向を見ると、
$0.3 ⇒ $0.6 に約6年
$0.4 ⇒ $0.8 に約8年
で分配金が倍になっているということが分かります。
何が言いたいかと言うと、単純に考えると、「分配金の額が倍=投じる額は半分」で目標とする分配金を手にできるわけですから、上の例に倣えば、今5,000万円を【VYM】に投じて6~8年放置しておけば、時間の経過で分配金は倍になるということです。
もちろん過去の傾向がずっと当てはまり続けるわけではないですし、分配金が倍増するのにかかる時間が長期化していることを見ると、そこまで単純ではないでしょうが、時間を利用すると分配金が増えていくことは期待できそうです。
もし6年で分配金が倍になるなら、
6年待てる人 = 5,500万円(必要額の2分の1)
12年待てる人 = 2,750万円(必要額の4分の1)
18年待てる人 = 1,375万円(必要額の8分の1)
となります。
ここまでくると、少しは現実的な数字な気がしてきませんか?
おまけにこれは分配金の再投資を考慮していないので、分配金の再投資を行えば、必要な時間は更に短縮されます!
多くの仮定を置いた上での試算ですが、ぽこぺんは投資を継続するモチベーションにしています!
小さな一歩でこつこつと。