ぽこぺんです。
運用のプロと言われるウォール街の超絶優秀なトレーダー達でも長期ではS&P500を上回る運用成績を残すのは1割とか言われています。
モダンポートフォリオ理論と言われる金融理論においても、運用の一つの正解として市場平均が論理的に説明されています。
なので、例えばバンガード社のETFである【VOO】のように、S&P500に連動するETFを投資の軸として据えていたり、人によってはS&P500に連動する商品のみで運用しているという方もいると思います。
ハッキリ言って素晴らしい選択だと思います。
逆に言えば、個別株を保有する場合は、市場平均を上回るリターンを期待しているということになると思います。
まぁ実際にはそこまで深く考えないでぽこぺんは個別株を保有してしまっていますが…。
素人ぽこぺんはなんとなく儲かりそうな銘柄とか、今後株価上昇が期待できると思うから的な理由で買っている銘柄が沢山あります。
ではどうやったらS&P500を上回るリターンを出せるのか?
ちょっと考えてみました。素人のぽこぺんが。
そんな時、思い出した話があります。
そうS&P495です。
S&P500は米国市場の代表的な500銘柄を時価総額加重平均で算出した指数ですが、S&P495とは500銘柄のうちトップ5銘柄であるGAFAMを除外したものです。
GAFAMを除外した「S&P495」で米国市場の実態が分かる?(←Motly Foolの無料記事です。)
この記事は2020年10月のものですが、GAFAMをのぞいて指数を算出すると米国株のリターンは日本株と大差ないというような内容です。
いかにトップ5銘柄がS&P500を牽引しているかが分かるということですね。
そこで素人ぽこぺんは思いました。
上記の話を逆手にとって考えれば、【VOO】のようなS&P500に連動する銘柄を主軸にしつつ、指数を上回るリターンを出す銘柄を個別株としていくから保有すればS&P500を上回れるのではないかと。
ということで、先週末時点での米国株時価総額トップ5である5銘柄(GAFAM)と【VOO】でポートフォリオを組んだ場合、どのような運用成果になったのかをポートフォリオビジュアライザーでシミュレーションしてみました。
投資割合は【VOO】に50%、GAFAMそれぞれに10%ずつの初期投資として、アルファベット(google)には議決権ありの【GOOGL】を選択し、【GOOG】には投資しないこととします。
初期投資1万ドル、追加投資・再投資はなしで以下のような結果となりました。
なお、期間は2016年~2021年です。

結論的には、初期の1万ドルは市場平均では21,047ドルになりました。
手間をかけずに5年で2倍以上ならこれでも十分な気がしますが、上記のポートフォリオは32,164ドルと3倍を超える結果となりました。
こういう記事は結果論を事後的に言っているだけだったり、切り取った期間によって見せ方をいじっているだけということも言われますが、5年前にはGAFAMがすごいということは言われていたので、時価総額トップ5を選んだ場合にこの5銘柄になっていたのではないでしょうか?
多分別銘柄が入ったとしても1銘柄か2銘柄ではないでしょうか?
ちなみに、先週末(2021/7/16)の時価総額トップ30をヤフーファイナンスで検索したところ以下の銘柄となりました。



実際にはテスラの様に短期間で大きく時価総額が上昇するような銘柄を選べばリターンは良くなるのですが、素人にはそんなことわからないので、とりあえずS&P500と時価総額トップ5を買う、またはトップ10を買うという方法が簡単なのではないでしょうか。
ちなみに上記トップ30銘柄のうち、ぽこぺんが保有している銘柄は7銘柄でした。
ダウの負け犬戦略というものがありますが、その逆でS&P500の勝ち馬戦略としてぽこぺんも真剣にこの方法を取り入れてみようかなと思っているところです。
小さな一歩でこつこつと。