ぽこぺんです。
昨年三月ごろのコロナショックとでもいうべき米国市場の株価下落から現在まで、大きく株価は回復しているばかりか、現在は金融緩和によってバブル的な株価上昇とさえ言われています。
そうすると「一発当てて大儲け!」という思いがこみ上げてくるものですが、そういった取引は得てしてギャンブル的な投機になりがちです。
そこで、2020年から2021年までのインデックスファンドのリターンを確認しておきたいと思います。
これは、インデックスを上回っているから良いとか悪いということではなく、インデックスのリターンの相場観を知ることで、現在の相場の全体感を把握するということが目的です。
では、早速。

今回取り上げたのは、【VTI】【QQQ】【VYM】【VOO】という代表的なETFです。
VTI:全米株式
QQQ:NASDAQ100
VYM:米国高配当株
VOO:S&P500
上のチャートの条件は、
初期投資:$10,000
追加投資:なし
配当再投資:あり
という条件です。
最もリターンが高いのは【QQQ】で44.31%のリターンで、最も低いのは【VYM】の0.52%です。
ちなみに【VTI】は18.90%、【VOO】は15.63%でした。
毎月の追加投資あり(月$500の追加)の場合が以下の通りとなります。

この場合も最もリターンが高いのは【QQQ】の116.57%で、最も低いのは【VYM】の66.84%です。
なお、【VTI】は88.70%、【VOO】は83.64%でした。
これだけでも過去1年で素晴らしいリターンがあったことがわかります。
もちろん5倍、10倍とはいきませんが、インデックスでこのリターンが得られるのであれば十分ではないでしょうか?
もちろんぽこぺんも個別株を保有していますし、無配株でキャピタルゲイン狙いの銘柄も複数保有していますが、保有する【VYM】よりそれらの合計の方が少ないです。
インデックスのリターンを頭に入れ、相場並みのリターンと比べてどれくらいのリターンを得ているのかを比較すれば、自分がどれだけリスクを取っているのか想像できます。
大きいリターンの裏には同じくらい大きいリスクがあるというのが金融のセオリーですからね。
そしてリターンを高めるためには定期的な追加投資も有効だということも分かります。
長い運用の中では素晴らしいリターンをもたらす1年も必要ですが、継続した資金投下も重要だということだと思います。