ぽこぺんです。
シーゲル教授の『株式投資の未来』を読んで米国株投資を始め、高配当株への投資をスタートしたぽこぺんですが、成長株による資産増加も必要かな?と思い、いわゆるグロース株もポートフォリオに組み入れている今日この頃です。
(『株式投資の未来』が示すのは高配当投資ではないという見方もあると主負いますが、ぽこぺんが投資をスタートした時点では単純に高配当=高リターンと理解して始めたというだけですのであしからず。)
グロース株を入れてもなお、不労所得である配当金は非常に嬉しいものです。
『株式投資の未来』では過去に高いリターンをたたき出した銘柄の多くが長期間配当を出しているということが語られています。
特に長期間増配を続けている銘柄であれば、時間の経過とともに配当利回りは上昇していくので、初めは高配当ではなくても、高配当化していくということになります。
そこで、ぽこぺん保有銘柄の過去10年の増配率を調べてみました。
対象は、ぽこぺん保有銘柄のうちADR・ETF・【ARCC】を除いた銘柄です。
それでは早速、2010年を基準とした2019年までの配当の変化です。
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
MO | 1.00 | 1.08 | 1.16 | 1.26 | 1.37 | 1.49 | 1.61 | 1.74 | 2.05 | 2.25 |
JNJ | 1.00 | 1.07 | 1.14 | 1.23 | 1.31 | 1.40 | 1.49 | 1.57 | 1.68 | 1.78 |
MCD | 1.00 | 1.12 | 1.27 | 1.38 | 1.45 | 1.52 | 1.60 | 1.69 | 1.85 | 2.09 |
T | 1.00 | 1.02 | 1.05 | 1.07 | 1.10 | 1.12 | 1.14 | 1.17 | 1.19 | 1.21 |
V | 1.00 | 1.20 | 1.76 | 2.64 | 3.20 | 3.84 | 4.48 | 5.28 | 6.60 | 8.00 |
MA | 1.00 | 1.00 | 1.75 | 3.50 | 7.33 | 10.67 | 12.67 | 14.67 | 16.67 | 22.00 |
MSFT | 1.00 | 1.17 | 1.46 | 1.71 | 2.06 | 2.33 | 2.67 | 2.94 | 3.17 | 3.46 |

今回はあくまで増配の推移ですので、配当額は考慮していません。
2010年の年間配当額を1として2019年の配当が何倍になっているかを調べました。
圧倒的な増配を確認できたのはマスターカード【MA】でした。
10年間で配当額は22倍になっています。
一応配当額を載せておきます。
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
MO | 1.46 | 1.58 | 1.7 | 1.84 | 2 | 2.17 | 2.35 | 2.54 | 3 | 3.28 |
JNJ | 2.11 | 2.25 | 2.4 | 2.59 | 2.76 | 2.95 | 3.15 | 3.32 | 3.54 | 3.75 |
MCD | 2.26 | 2.53 | 2.87 | 3.12 | 3.28 | 3.44 | 3.61 | 3.83 | 4.19 | 4.73 |
T | 1.68 | 1.72 | 1.76 | 1.8 | 1.84 | 1.88 | 1.92 | 1.96 | 2 | 2.04 |
V | 0.125 | 0.15 | 0.22 | 0.33 | 0.4 | 0.48 | 0.56 | 0.66 | 0.825 | 1 |
MA | 0.06 | 0.06 | 0.105 | 0.21 | 0.44 | 0.64 | 0.76 | 0.88 | 1 | 1.32 |
MSFT | 0.52 | 0.61 | 0.76 | 0.89 | 1.07 | 1.21 | 1.39 | 1.53 | 1.65 | 1.8 |
【MA】は2010年の年間配当額が0.06ドルで、2010年年初の株価は25.4ドルだったので、当時の配当利回りで行けば配当利回りは0.23%程度です。
これが10年で22倍の配当額になっているおかげで2010年年初に【MA】を買っていれば配当利回りは約5.2%です。
【MO】は2010年年初に19.79ドルでしたので、配当利回りは約7.3%。
この時の株価で2019年の配当をもらえば配当利回りは16%超となります。
いずれの銘柄をみても増配を続ける銘柄に投資することの重要性が分かります。
そんなわけで、ポートフォリオの利回り5%を目標としているぽこぺんですが、長期での運用を前提にするならば現在の配当利回りは低くなってもいいのではないか?(=もう少しグロース株の保有割合を増やしてもいいのではないか?)と思い始めています。
2020年後半はこんなことを考えながら投資銘柄を少し変えていってもいいかなと思っています。
なお、ADRは【BTI】【UL】【RDSB】を保有していますが、大本の株は米国ではないので配当金を米ドルにする際に為替の影響を受けるため、今回は除外しました。
ETFは【VYM】を保有していますが、今回はあくまで個別銘柄の比較のため除外しました。
【ARCC】は比較はしてみたんですが…、高配当ではあるものの配当に動きがあまりなく面白くないので除外しました。
まぁ、高配当であることに変わりはないのですが、この銘柄は増配銘柄とういう趣旨で購入したわけでもないので。
小さな一歩でこつこつと。
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