ぽこぺんです。
給料が少なくて悩む人が多いのが今の日本だと思います。特に20代~30代にはそういう人が多いと思います。
国税庁の調査では、令和元年で日本人の平均年収は430万円ほどだとか。
もちろんこれは平均なので、地域、性別で大きな違いがあるようです。
例えば、地域別では東京国税局の管轄内では平均給与は500万円を超えていますが、沖縄国税局の管轄では350万円に満たない水準です。
また、性別でも大きな差があり、東京国税局管轄内では男性だと600万円を超えますが、女性だと330万円ちょっとです。男女で半分近い開きがあるんですね。ちなみに仙台国税局管轄内では女性の給与平均が264万円ですから、東京の男性と比べると倍以上の差があることになります。
でも、日本は所得に対して累進性の課税制度を設けていますので、年収が高ければ高いほどいいとも言えないですよね。
簡単に言えば、所得が増えるほど税率も上がるので、支払う税金が増えるということです。
具体的には国税庁のHPにあるとおり、下記の表の様に課税されます。

これに従うと、日本人の平均給与430万円に対する所得税は以下の様に計算されます。
430万円 × 20% - 427,500円 = 432,500円
ということになります。
実際にはこれ以外に住民税が引かれたり、各種の控除が追加されたりするので、みなさんの実際の手取りはこれとは異なるでしょうが、所得税はこのようになります。
そして、これに従うと、以下のような関係となります。
年収 | 税率 | 控除額 | 税額 | 税引後 |
1,949,000 | 5% | 0 | 97,450 | 1,851,550 |
1,950,000 | 10% | 97,500 | 97,500 | 1,852,500 |
3,299,000 | 10% | 97,500 | 97,500 | 3,201,500 |
3,300,000 | 20% | 427,500 | 232,500 | 3,067,500 |
6,949,000 | 20% | 427,500 | 962,300 | 5,986,700 |
6,950,000 | 23% | 636,000 | 962,500 | 5,987,500 |
8,999,000 | 23% | 636,000 | 1,433,770 | 7,565,230 |
9,000,000 | 33% | 1,536,000 | 1,434,000 | 7,566,000 |
17,999,000 | 33% | 1,536,000 | 4,403,670 | 13,595,330 |
18,000,000 | 40% | 2,796,000 | 4,404,000 | 13,596,000 |
39,999,000 | 40% | 2,796,000 | 13,203,600 | 26,795,400 |
40,000,000 | 45% | 4,796,000 | 13,204,000 | 26,796,000 |
国税庁の表によると税率の境目の年収は上下どちらの税率が適用されるのか分からないところはありますが、一旦それは置いといて、僅かな差で一段階高い税率が適用されると年収は高いのに、手取りは少ないという現象が起こります。
例えば、年収が329万9千円なら税引後は320万円残りますが、年収330万円だと税引後は307万円に満たない額となります。
まぁそれは今回の本題ではなくて、要は働けば働くほど税金が取られるとういことです。
年収が低ければ、「高収入の人から、より多くの税金を取れ!」とも思いますが、払う方からすれば、「たくさん税金を払っても受けられるサービスは変わらないし、年金も多くもらえるわけじゃない!やってられるか!」となりますよね。
それに高収入に人は、日々相当なストレスにさらされているのではないかと想像します。高収入でないぽこぺんも仕事で毎日がイヤになるのに、いったい高収入の人はどれだけのストレスに耐えているのかと思ってしまいます。
それに比べれば、株式投資の利益はどれだけ巨額の利益を得ても20%の税金しか掛かりません。
695万円以上稼ぐ人にとっては、労働による収入より投資による収入の方が税率が低いということになります。
所得税率が20%となる人にとっても、労働に比べてはるかに低い労力で得た所得である投資からの利益が労働と同じ税率と考えれば、どちらが良いでしょうか?
もちろん、労働とちがって投資は損する可能性がありますから一概には比べられませんが、ただひたすら頑張って仕事をして給料を増やすという方法が効率的だとは言えないことはわかります。
年収1,000万円越えまでは望みませんが、所得税率23%の所得帯には届きたいです。でも900万円を超えるのはどうかな?と思います。ぽこぺんの能力的にもですが、「収入に対してこんなに税金取られるのか?」となりそうで、働くことがバカバカしくなりそうで。
ぽこぺんは、ほどほどに働いてしっかり投資が性に合っている気がします。
小さな一歩でこつこつと。