ぽこぺんです。
お金持ちになるには質素倹約が必要です。
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、当たり前のことこそが重要なのです。
米国でのFIREブーム(アーリーリタイアブーム)では如何に支出を減らして収入を拡大するか、そして残ったお金を如何に投資に回して資産を拡大するかということがFIRE達成の必須条件とされています。
もちろんこれは米国に限ったことではなく、日本でも同じで、アーリーリタイアを目指す方や既に達成した方のブログでも同様のことが書かれています。
また、倹約に努めるというのは投資のためのお金を作るという目的だけに留まらず、支出が減ることでより少ない資本でリタイアが可能となるので、必然的にリタイアできる時期も早くなる(=アーリーリタイアできる)ということになるわけです。
ぽこぺんは投資のための種銭拡大には大きな関心がある一方で、なかなかFIREを達成した方々ほどは倹約が出来ておらず、大きな反省点であると感じています。
たまたま今の時期はコロナの影響で自粛が続いているので、外食や遠出が出来ないことで昨年よりは支出が減っている状況ではありますが。
さて、実は質素倹約は現代資本主義の発祥にも関係しているという話をきいたことはあるでしょうか?
ぽこぺんは高校生の時の世界史の授業でそんな話を聞きました。
それが、世界的に認識されている学術的に正しい話かどうかは今でもよくわかりませんが、納得したという点では今も変わりません。
株式会社の始まりはオランダが17世紀に作った東インド会社が世界で最初と言われています。これ自体は世界史の授業で誰もが聞き、テストでも基本的な問題として頻出だと思います。
ではなぜオランダで最初の株式会社が出来たのか?
オランダは海抜が低いことでも有名ですが、それゆえに食物があまり育たない土地柄だそうです。
従って、そこに住む人は農業よりも商業や工業を生業としていくことが多く、そういう人々の間ではカルバンの教えが広がったという話は世界史の授業でよく聞きます。
カルバンの教え(ぽこぺんの記憶の中の)
神の前では人間は平等であるという教えで、それまでの教会を中心とする教えや身分による違いなどを否定する考え(だった気がします)。当時身分が低いとされた商人たちに広がり、カルバンの教えは蓄財にも肯定的なものだった。
カルバンの教えを信仰する人々は既得権益者を否定するので王や教会(カトリック)からは敵視され、プロテスタントと呼ばれるようになりますが、質素倹約による支出の抑制から生まれたお金を自らのビジネスのために使う(再投資)ことで経済的にはプロテスタントの国は栄えていきました。
それがオランダであり、イギリスだそうです。
なお、その世界史の先生の話のオチは、質素倹約の名残から食事はイモなどお金のかからないものが多く、食事にお金をかけないことからプロテスタントの国の食事はおいしくない(イギリスとかは食事がおいしくないことで有名ですね)。
逆にイタリア、フランス、スペインなどのカトリックの国は食事がおいしいということでした。
上記の話が学術的にどうみなされるのかはよくわかりませんが、言われてみると納得しませんか?
ぽこぺんは納得してます。
そして、資本主義の根本には質素倹約という概念があると思います。
我々もプロテスタントの様に倹約と再投資で資産を大きくしていきたいですね。
小さな一歩でこつこつと。
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