ぽこぺんです。
デルタ株と呼ばれるインド発祥の新型コロナの変異株が世界中で猛威を振るっていますね。
世界的にワクチン接種が進みつつありますが、デルタ株はワクチンの効果を最大で5分の1にしてしまう可能性があるとか。
結構ヤバイですね…。
日本でもワクチン接種が進んでいますが、東京を中心にリバウンドが進んでおり、感染者数が増加してきました。
でもワクチンは接種申請に対して供給数が追い付かず、一旦は職域接種の申請が中止されています。
そんな中、大阪の吉村府知事が政府のワクチン接種を担当する河野太郎大臣に大都市に優先的にワクチンを供給するように直談判しました。
いやー遅い。今更。だけど正論。
そんな感じがします。
ハッキリ言って、ワクチン接種が始まる前から大都市の感染を如何に抑えるかという観点から首都圏や大都市圏への緊急事態宣言の発出や移動の自粛をお願いしていたわけですよね。
なのに接種は全国一律はちょっとおかしくないですかね?
そもそも一律のやり方はおかしかったんですよね。
高齢者接種の時もそうでしたが、地方のご老人がどこよりも早く接種できましたなんてニュースがありましたが、その人の感染リスクってどれほどなんだろう?って思ってしまいます。
緊急事態宣言が出ていない地域では人口が少ないこともあって接種率がどんどん高まり、首都圏などの大都市では中々接種率が上がらないというのは、感染リスクの度合いを無視していると言われても仕方がないでしょう。
最初に書いたように、吉村知事はよく言ってくれたと思いつつもやっぱり言い出すのが遅かったし、他の知事は何してたんでしょう?
東京の小池都知事は色々とよくわからない対策を打ち出していたようですが、肝心のワクチンについてはなぜ?と思ってしまいます。
別に地方の接種は後回しで良いと言っているわけではないんです。
ただ、コロナに限らず、緊急事態が生じた場合はまず止血すること、つまりダメージを食い止めることから始めるのが当然だと思います。
人間が大量出血していれば、まずは傷口を塞ぎ、その次に輸血をしますよね?
血が出ている傷口だからといってかすり傷を同じように治療しませんよね?
むしろかすり傷は後回しにますよね?
こういうと、人命に軽重を付けるのかと言われそうですが、完全に被害が防げない以上は被害を最小に抑えることこそが最善のはずです。
都道府県単位で緊急事態宣言を出しておきながら、ワクチン接種は一律でと言うのはおかしな話で、何のために出す地域と出さない地域を分けているのだということになってしまいます。
緊急事態宣言が単に地域ごとの発生状況を知らせるだけのものならば、移動の自粛などせず、みんなが緊急事態宣言が出ていない地域に非難すれば良いと言うことになります。
移動の自粛をさせるのであれば、対応もそれに応じて為されるべきです。
ぽこぺんの邪推ですが、大都市中心に接種をするという考えは政府や各知事にもあったと思います。
でも、それを口に出すと地方からの反発や人命に軽重をつけるのかという反発がコワかったのではないかと思います。
なので、効果的ではないと分かっていても「平等」の名の下に全国一律の接種になったのではないかと思います。
まぁ、大都市で感染が拡大して世の中がしょうがないよねと言いだすのを待っていたという可能性もあるのではないかと思いますが、仮にそうだとしたら日本の政治は危機時でも何も決断できないことになってしまいますよね…。
一事が万事とは言いませんが、これまでの日本の政治を見ているとこの先の将来も良くなることはないだろうと思ってしまいます。危機時でもこの体たらくですからね。
我々一般国民はジリ貧で縮小していく未来から逃げ出すことを考えなくては…。
とわいえ、まずは早くワクチン接種が終わり、コロナが落ち着きますように。
小さな一歩でこつこつと。