ぽこぺんです。
今ぽこぺんのポートフォリオには現金と投資信託と株式の3種類が組み込まれています。
現金は円とドルがありますが、日本で生活していることを踏まえると、ドルは為替によって価値が変わるリスク資産ですしインフレのリスクがありますが、まぁでも日々大きな変動があるわけではありません。
投資信託は日々の値動きがある試算ではありますが、ぽこぺんは楽天ポイントから購入したものしか保有していません。つまり、お金を出して買ったものはなく、全て楽天カードの利用から付与されたポイントを投資したものなので、実質的にはタダで保有していると思っています。
なので、値動きはあまり気にしていません。
そして、株式です。ここではETFとかも株式としてカウントします。
現在保有している株式は全て米国株式です。
株価の変動と為替の変動を両方受けるのですが、米国株こそが資産拡大のドライバーとして活躍してくれることを期待している主力です。
さて、この中に欠けている資産があるとすれば伝統的な資産を基に考えれば、債券でしょう。
もちろん不動産とか、金とかも伝統的な資産としてはありますが、こと有価証券としてみれば債券が無いと言えると思います。
ちなみに金は現物を少しだけ保有しています。
さて、債券は保有すべきなのでしょうか?
よく言われるのは、「100ー自分の年齢」の%を株式に投資し、残りを現金や債券などのリスクの低い資産で保有するという方法です。
これに従えば、30歳の人は100ー30=70なので、資産の70%を株で、残りの30%を現金と債券でということになります。そして、自分の年齢が上がれば株式の比率は下がり、リスクの低い資産の保有割合が高くなることになります。
現在のぽこぺんの基本的な考えは、資産を拡大させていく時期はリスク資産の100%が株で良いという考えです。
その理由として、シーゲル教授の著書では、長期で見たときは株のリターンが圧倒的に高く、債券のリターンははるかに劣るといわれています。
もちろんそうしたことも考慮していますが、正直に言って、債券に魅力的な商品が無いように感じるんです。
例えば、楽天証券で販売している国内債券(国債しかないですが)の利率はこんな感じです。

ちょっと絶望的な利回りじゃないですか?
もちろん国債は基本的にはデフォルトしないので、社債であればもう少し利回りが高いと思いますが、国債の利回りを基に決定されるものですので、投資適格債であれば3%は無いはずです。それどころか1%だって相当珍しいと思います。
次に外債です。

国内債に比べればはるかに高い利回りですが、新興国債券はともかく、欧米の債券は利回りが低いですね。
ちなみに、利率とは債券発行時当初の価格で購入した場合のリターンを表しており、利回りとは発行後現在の債券価格で購入した時のリターンを表しています。
なので、上の債券でいえば、「利率>参考利回り」であれば債券の価格が上がっているということを表しており、その逆に「利率<参考利回り」であれば債券価格が下がっているということを表しています。
なお、機関投資家と異なり、個人が債券を購入するときは途中売却はあまり推奨できません。
債券は株と違って相対取引の世界なので、個人の場合は買付をした証券会社に買い取ってもらうことになりますが、この際に大きく買いたたかれることがあるので思っていたほど利益が出ないということがあるのです。
ということで、要するに利率・利回りが低すぎるのです。
新興国債券はインフレ率の高さや為替で新興国通貨が下落することが多いということを考えるとリスクが高いので基本は米ドル建ての債券しか投資対象として考えていません。
そうすると仕組債のような手も考えられますが、ぽこぺんのような資力のない投資家はオーダーメイドの仕組債を組成してもらうことは難しいし、広く販売されている仕組債(ネット証券ではほとんど扱っていません)に投資するのであれば、原資産に投資した方が上手くいったときのリターンは大きいですから、現時点では投資対象としての魅力をあまり感じていません。
要は、利回りがもっと高い普通の米ドル建て債券があれば投資したいとういことです。
あり得ないと怒られるかもしれませんが、7~8%の利回りの債券であれば、価格変動リスクが株より小さいことを考えると、高配当株に投資するよりも安定性が高いのではないかと考えています。
まぁ、途中売却の難しさと償還さるので投資の期間が限定されているという点は考慮に入れる必要がありますが。
現実世界を眺めると、米国では利上げの話が燻っており、本当に利上げがされれば今後は債券も金利が高いものが出てくると思います。
通常は金利が上昇すると債券価格が下落するので損をすると言われますが、先ほど言ったように、個人投資家は債券を満期まで保有するのが一般的なので、デフォルトしない前提であればこの点はあまり心配する必要はありません。
今後、上記のような7~8%と言うような米ドル建て債券が買えるような状況になれば、保有を検討したいと思います。ただし、それは高配当株と同じような位置づけで投資することになると思います。
小さな一歩でこつこつと。