ぽこぺんです。
先日テレビで「家、ついて行ってイイですか?」を見ていました。
そしたら、珍しく夫婦でタワマンに住んでいる人の家についていくという回でした。
この番組を見たことがある人はご存知かもしれませんが、大体撮影するのは独身の方や若い方が多く、家はあまりきれいじゃないことが多い気がします。
ところが、この回は夫婦二人(子供なし)でタワマンの27階に住んでいる方でした。
場所は横浜だったかな?鶴見駅とか言ってた気がします。
番組を見ていて驚いたのは、マンションの価格(間取りは忘れてしまいました)が8200万円位して、月々のローン返済額が32万円!!!ということです。
おまけに、タワマンであるだけに管理費は月5万円!!!
家主は通信系の会社の管理本部長で役員一歩手前ということらしいですが、やはりローン返済はきついそうです。
奥さんもバイトはしているものの、外食はせず、100均を使って切り詰めた生活をしているということです。
それでも人生一度きりと言うことで、夢のタワマン生活を手に入れて10年が経ったという夫婦でした。
ただ、スタッフが取材したのは実は引っ越しの1週間程前ということで、引っ越しの理由を聞くと、ローンの返済もさることながら管理費が高くて大変ということでした。
何とかローンを返済しても管理費はずっとかかるので、タワマンを手放して3000万円の一戸建てを購入し、そこへの引っ越しが1週間後ということでした。
改めてタワマンの管理費の高さとかコスパの悪さみたいなものを思い知らされた気がします。
管理費5万円は相当高いですよね。
さらに管理費は時間の経過とともに増加するはずですので、ランニングコストは基本的に減ることはないでしょう。
ご夫婦共にタワマンに住むのが夢で、ご主人はそれを目標にイヤな仕事も頑張ってきたということですが、数年前に大病を患って、今は薬を飲みながら仕事を続けているということでした。
タワマンがどうとか、家を買うことがどうとかいうのではなく、それをモチベーションに仕事を続けられるということがすごいなと思いました。
それと同時に、そうまでして手に入れたタワマンでも庶民が終の棲家として住むのは難しいのかという落胆です。
というか、このご夫婦の旦那さんは通信系企業の管理本部長と言うことなので、庶民ではなく高給取りだと思うんです。
ただ、他の住人は医師や弁護士といった人達らしいです。
タイトルにも書きましたが、家のために仕事をするのはぽこぺんにはできないです。
というか、生活する場である家のために多額のローンを組んで、ローン返済のために生きるって矛盾を感じます。
これはなんだか自分で生活を苦しくしているのではないか?と思ってしまうんです。
ぽこぺんだっていい家に住みたしい、タワマンだって住めるものなら住んでみたい(といっても高いとこ苦手なので経験程度に1回という意味ですが)とは思います。
でも、そのために苦しい仕事をして、稼いだお金の大半を借金の返済に充て、生活は切り詰めてなんてことはきっとできないと思います。
何かをモチベーションにして仕事をするというのは良いことだと思いますが、懸命に働いても手に入らないものであるならば、やはり何かが間違っていると考えるべきでしょう。
例えば、本業以外に副業するとか、運用して必要額を作り出すとか、認めたくないですが場合によっては目標そのものが妥当ではないということもあると思います。
今回のご夫婦も管理費と言うランニングコストの高さによってタワマンを手放すということのようですので、やはりやり方にもう少し工夫すべき余地があったということだと思います。
家は庶民にとっては人生最大の買い物です。
買う物件の値段以外にも、ランニングコストや買う時期、そしてそもそもの必要性などはよく考えるべきだと思います。
家をモチベーションに仕事を頑張るのは素晴らしいことですが、最終的に手放さざるを得ないということであれば、何のために頑張ったのかわからなくなってしまいます。
よくよく考えて購入を検討したいものです。
小さな一歩でこつこつと。