ぽこぺんです。
日本は首都圏でいまだに緊急事態宣言が出ています。
しかし、コロナの新規感染者は下げ止まりの傾向があり、感染者が再び増加していく「リバウンド」が懸念されることから、最近では更に緊急事態宣言を延長するべきという論調もあるようです。
一方で、医療従事者から少しずつワクチン接種が始まっており、5月には高齢者の接種が始まるようです。
本当に予定通りにできるのか疑問ですが。
夏にはオリンピックをやるようなのですが、それまでに一般国民は接種が終わらない、というか始まってもいないでしょう。
日経新聞の電子版では各国のワクチン接種の状況を掲載していますが、これによると3月11日時点の日本の接種率は100人に対して0.1回のようです。
おそらく、1人2回接種する前提だと思うので、100人に対して200回の接種が行われれば国民全員が接種を完了したことになるのでしょう。
そうすると、日本は200人に1人しか2回にワクチン接種が完了していないということです。
率にすれば0.5%
低いですよね。
一方で一番接種が進んでいるのはイスラエルで、100人に対して100.2回の接種となっています。
簡単に言えば、全国民が1回目の接種を完了しているということ。
また、接種回数自体が一番多いのはアメリカで9500万回以上の接種を既におこなっており、100人に対して28.8回の接種を行っています。
アメリカ当局が示したガイドラインでは、2回の接種が完了したらマスク無しの生活をしてOKらしいです。
もう接種完了後を見据えている点は日本と大きく異なりますね。
こういった情報を見ると、アメリカの方が日本より早く経済活動を再開するであろうと思われます。
そうなると、世界的なワクチン供給は接種未完了の国へと流れるはずなので、ワクチンや注射器の供給面から考えて日本の接種が加速する可能性が高いのではないでしょうか(日本に限らないですけどね)。
そうなると各国の経済活動再開は加速度的に進むと考えられるので、それに合わせて各経済指標も大きく変動する可能性があると考えています。
つまり、世界的に失業率が回復する、金利が上昇する、物価が上がるなどです。
今週は財政出動の可決などでアメリカの株価が最高値を更新しましたが、株価は将来を見据えて動くので、夜明け前の今が一番好調なのかと思ったりもします。
相場はこれから金融相場から業績相場へと移行するいわれますが、本当にそうなるかは年末に向けてわかってくるのだろうと思います。
逆に言えば、それまでの半年程度は株価が良くても、安易な買増しには慎重になった方が良いのではないかと思い始めました。
ワクチン接種が進むのは大歓迎ですし、早く接種したいですが、株価の動向は慎重に見ていく必要があると思います。また、変異ウイルスの動向次第ではコロナの影響はもっと長引く可能性もアタマに入れておきたいところです。
小さな一歩でこつこつと。