ぽこぺんです。
東京と大阪に大規模ワクチン接種センターが設置され、いよいよ日本のワクチン接種が動き出した感がありますね。
ニュースによれば東京では駅から会場までのシャトルバスまで用意されているみたいです。
密にならないことを考えると、どれだけバスを用意しているのでしょうか?
現役世代がコロナの中でも満員電車で通勤しないといけないのに、老人が税金を使ってワクチン接種に莫大な費用が掛かっているのかと思うと、やるせない気持ちになります。
とはいえ、ワクチン接種が始まったのは良いニュースです。
これを皮切りに順調にワクチン接種が進むことを望みますが、一般のぽこぺんが2回目の接種を年内に終えることが出来るのでしょうかね…?
ワクチン接種が進み、日本でもかつてのような生活を取り戻すことが出来るようになれば景気は良くなるのでしょうか?
ぽこぺんはそうはならないのではないかと思います。
まず前提として、アフターコロナの世界はビフォアーコロナの世界が戻ってくるのではないということです。
1年以上のウィズコロナ生活で非対面やオンライン、キャッシュレスなどは確実に生活に浸透しています。
なので、今の世界に適応できないものはアクターコロナでも上手くいかないと考えられます。
そこでまず、コロナの終息に伴い、現在の飲食店に支払われている給付金が終了し、多くの飲食店は経営に行き詰まると思います。
給付金で生き残っているような飲食店はそもそも非対面にうまく対応できていない可能性が高いので、かつてのように客が戻る店は僅かだと思われます。
更に、コロナ特別税のようなものが創設されるのではないかという不安もあります。
これは日本に限りませんが、コロナ対応で世界各国は大盤振る舞いの財政出動をしていますので、そこからの反動が必ずあるはずです。
特に日本は潜在的に増税圧力が強いので、場合によっては更なる消費税の増税の呼び水になるのではないかという心配もしています。
さらに追い打ちをかけるのはオリンピックだと思います。
現時点で多くの国民が今夏の開催を望んでいないため、開催を強行しても国内の消費は盛り上がらず、ワクチン接種率が低い時点での開催となるでしょうから、場合によっては無観客開催もあり得るでしょう。
こうなったら、経済効果は著しく低下するでしょう。
開催のために既に費やしたサンクコスト(埋没費用)は分かりますが、早々にオリンピック会場をワクチン接種会場にすべきだと思うんですけどね…。
ぽこぺんには、いまの状況が、米国では緩和の出口戦略が囁かれ始め、金利引き上げ論も出始めているので、内を見ても外を見てもアフターコロナの方が景気が悪化するリスクが大きいように見えています。
今日はアフターコロナが見え始めたこの時期に思うことを書いてみました。
ぽこぺんは現在、キャッシュポジションを増加しているところですが、これが吉と出るか凶と出るかは1年後くらいに答え合わせできるでしょうかね。
小さな一歩でこつこつと。