ぽこぺんです。
コロナ自粛や長引く外出自粛でやることがなくなりつつある人、特にこんな状況下で新社会人となった方や若年層で投資を行ったことがない初心者の方々に投資のスタートをオススメしてきました。
前回は証券会社とは?
おススメの証券会社は?
ということについて、お話ししました。
今回は、株の注文方法とNISAについてお伝えしたいと思います!
①株の注文方法
今回は株を買うパターンを例に説明したいと思いますが、基本的には売るときもやり方自体は同じです。
株を買う時にあなたが決めるべきことは基本的に以下の3点です。
①どの銘柄(どの会社の株)を買うか
②何株買うか
③1株あたりいくらで買うか
まず、実際に証券会社(ネット証券で注文する前提で話しますが)で注文する際は買いたい銘柄を入力します。
これは、「トヨタ自動車」の様に会社名を入力してもいいですし、証券コードと呼ばれる銘柄ごとに決められている4桁の数字を入力してもOKです。
例えば、トヨタ自動車の証券コードは「7203」です。
次に何株買うかを決めることになります。
日本の株の多くは単元株・単位株と呼ばれる制度を採用しており、多くの銘柄は100株で1単位となっています。
例えば、トヨタ自動車の株を買う場合は、100株・200株・300株…というように購入する株数を入力し、5株とは130株というような100株ごとではない株数で注文することは原則的にできません。
もちろん、単元未満株(100株に満たない数量の株)の売買も提供されていますが、今回は基本的な注文について説明するので、単元未満株の説明は割愛します。
最後に1株あたりいくらで買うかです。
例えば、トヨタ自動車の株価が1株5,000円の時、100株を買う場合で説明します。
あなたが、今すぐトヨタ自動車の株100株が欲しく、値段は気にしないのであれば、成行(なりゆき)注文で発注することで、基本的には(急激な相場変動等が生じていなければ)すぐに約定(やくじょう)、つまり注文が成立して100株の購入が出来たことになります。
つまり、成行注文とは「価格はいくらでもいいので、すぐに買いたい(売りたい)」という注文方法です。
通常は各銘柄について(直近で成立した注文の)株価が表示されていますので、トヨタ自動車の様に取引量が多い銘柄であれば、その価格から大きな差がない価格で約定することが多いです。
逆に言えば、取引量が少ないマイナー銘柄は思っていたよりも高い値段で買うことになったり、幸運にも安く買えたり(売り注文の時はその逆)ということが起こり得る注文方法だということです。
では、買う時の値段を指定したい場合はどうするか。
その時は指値(さしね)注文を使います。
指値注文とは、指定した価格より安い値段で買いたい(指定した価格より高い値段で売りたい)という注文方法です。
例えば、今5000円のトヨタ自動車株を4500円で買いたい場合は、指値注文で指値価格を4500円として発注します。
こうすることで、4500円より高い価格では約定しないことになります。
(まれに、4500円より安い値段で約定することはあります)
指値注文の場合、指定した価格があるので、想定外の価格で約定するということは避けられますが、株価が指定した価格にならないといつまでたっても約定しないことになります。
なお、指値注文の場合は注文期限を指定することになります。
今日だけ有効な注文なのか、今週中有効な注文なのか、指定した日まで有効な注文なのかということです。
指定できる注文期限は証券会社によって異なりますが、指定した期限内に注文が約定しなければ、注文は失効しますので、出していた注文が消えることになります。
②NISA口座とは
NISA口座の説明の前に証券会社で口座を開設するときの話をしておきます。
通常、証券会社で口座開設するときは「特定口座」を選択します。更に、投資初心者の方は「源泉徴収あり」を選択してもらえればOKです。
こうすることで、取引で得た利益にかかる税金処理は証券会社があなたの代わりにやってくれます。
「特定口座・源泉徴収なし」や「一般口座」もありますが、確定申告を自分で行う必要などがありますので、学生やサラリーマン(ぽこぺんもそうです)は「特定口座・源泉徴収あり」で良いと思います。というか、ぽこぺんもそれしか開いたことがありません…。
リタイア生活ができれば、確定申告した方が税金がすくなくなるとかあるらしいですが…まだまだ先の話です…。
さて次にNISA口座です。
NISA口座とは、NISA口座で取引して得た利益は非課税(税金が発生しない)になるというメリットがある口座です。
先ほどの特定口座で取引を行うと利益に20.315%の税金がかかります。
例えば、株の売買や配当で10万円の利益があったとします。
すると、10万円×20.315%=20,315円を税金として支払うことになります。
つまり、あなたの実際の利益は79,685円になるのです。
ところが、NISA口座であればこの税金が0円!
これがNISAのメリットです。
NISAには2種類の制度があって、通常のNISA(一般NISA)と積立NISAです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
【一般NISA】
・1年間に120万円分の取引が可能で、そこら5年以内に生じた利益は非課税
・幅広い商品(日本株・外国株・投資信託等)を取引できる
【積立NISA】
・1年間に40万円の積立投資が可能で、そこから20年以内に生じた利益は非課税
・投資できる商品は一部の投資信託だけ
ぽこぺんは外国株の取引きをしているので、一般NISAを使っていますが、最近は若年層を中心に毎月一定額で長期間投資信託を買う積立NISAが人気のようです。
なお、NISA口座は1人1口座と決まってますので、一般NISAか積立NISAかどちらか1つしか選べない & どこかの証券会社で一般NISAか積立NISA口座を開設したら、ほかの証券会社ではどちらも口座開設できない。
(正確には銀行等の金融機関でもNISA口座はは開けますが、証券会社でないと株は買えまえん)
③まとめ
今回のまとめです。
まずは株の注文方法。
成行注文:すぐに約定するが、いくらで約定するかわからない
指値注文:約定価格が想定外となることはないが、いつ約定するかわからない
次にNISA口座です。
一般NISA:1年間に120万・5年間有効の非課税制度で投資対象は多様
積立NISA:1年間に40万円・20年間有効の非課税制度で投資対象は一部の投資信託のみ
ネット証券であれば、多くの場合口座開設は無料です。
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