ぽこぺんです。
例年6月といえば日本では株主総会の時期ですが、今年はコロナの影響もあって送れていたり、参加者数を制限、オンラインで実施などの取組みが行われているそうです。
日本の株主総会と言えばおみやげが有名です。
これは日本の株主優待と同じように日本独自の取組みですが、これまた株主優待同様に株主総会に出席してお土産をもらうことを目的に投資をしている個人投資家もいるようです。
日経新聞によればコロナの影響もあり、株主総会のお土産をとりやめる企業が出てきている中で、おみやげをやめるなら投資もやめるという個人投資家もいるそうです。
日経新聞の記事で書かれていましたが、おみやげを配ることは遠方に住んでいて都心で開催される株主総会に出席できない株主にとっての不公平感やおみやげ自体が企業にとっての負担(コスト)になっているため、中止を求める声があります。
ぽこぺんとしては、企業にとってのコストになっているという点では完全に同意します。ぽこぺんもJT株を保有しており、株主優待をもらってますが、出来ることなら配当金として同じ価値分のお金で受け取りたいです。
また、機関投資家や海外投資家にとっては優待やお土産は基本的に廃棄されるものとなっています。数年前には廃棄される優待を廃棄せずに横領したとして逮捕されたみずほ銀行の行員もいました。
こうして考えると如何に株主優待がムダなのかを痛感させられます。
もっとも、今では優待を可能な限り現金化して運用財産の一部として追加し、現金化できないものは寄付するという取り組みをしている機関投資家もいるようですが、あくまで一部のようです。
一方で、おみやげや優待を出す企業を責められるかと言うと、これも難しいところです。そもそもこういった取組を行う背景には個人投資家が少なすぎるという背景があるからです。
企業としては、自分の会社の株を長く安定して持ってくれる存在が重要なわけで、個人投資家はその傾向が強い存在として知られています。
しかし、日本はバブル期を除いて長らく(というか今でも)株式投資不毛の国なので、個人投資家を何とか惹きつけたいという考えから株主優待等が生まれました。
実際に優待をやめた会社は個人投資家離れが起こり、株価は下落する傾向があるようです。
こうして考えると、投資家を惹きつけるために優待とかおみやげといったコストを掛けなくてはいけない日本企業とそんなことをしなくても株を買いたい人が沢山存在する米国株。
優待やおみやげは無いけれど、配当をしっかり払ってくれる米国株。
こんな風に考えるようになってしまいます。
日本株や株主優待、株主総会のおみやげが悪いとまでは言わないですが、資産形成目的での投資対象とは違うかな…。と思ってしまいます。
まぁぽこぺんもJTから株主優待もらうと嬉しいですけどね。
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